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【日大基礎学力到達度テスト】4月テストの分析

2023.04.25

4月の試験が終了しました。

3年生は残り5カ月、1・2年生は12カ月で次の試験があります。その時までに何をしなければならないのか、今回の試験を通して作戦を立てていかなければなりません。

今回の出題の分析を通して、学力的に不足している部分をしっかりと復習して、次回テストまでの作戦を練っていかねばなりません。


英語

1リスニング

例年通り。

2A語彙

例年通り。⑼がやや解きにくいか。

2B

例年通り。⒁が答えにくい。

3文法、4整序…易。一つも落としてはならない。

5会話

やや難。文章量が増加。トピックとしてはゲームの協力プレイに関する文であり、とっつきやすくはあるかもしれない。

6A図表

やや難。最後2問が難しい。

6B空欄補充

新傾向。過年度の不要文削除から空所補充に変わった。不要文削除はテクニックで対応できるが、空所補充は前後の文脈を把握する必要があるので間接的に難化。

7長文

例年並み。

≪講評≫

長文問題は全体的に読む量が増えており、時間を残すために大問2~4をいかに早く解けるかがカギになります。そのためには文法力・語彙力が必要になります。この大問2~4において、17問中の正答数が13問を下回っている方は要注意です。単語帳の見直しや文法テキストの確認を通して、基礎となる部分をしっかり仕上げていきましょう。

長文問題で点を落とした方は、文法を訳に適用する「精読」の練習が足りていないか、会話文対策や図表問題対策など、特定の出題の仕方に対するアプローチが必要となります。

復習の中でそれらを特定し、次の試験までの学習計画を立てていくことが大切です。


 

数学

1小問集合

基本問題。全問正解が望ましい。

2円と直線

絶対値の場合分けは差が付きそうだ。

3数列

⑴、⑵は超基本問題。⑶の群数列は解くのに時間がかかるので他の問題を見てから手を付けるのが良いか。

4指数・対数

⑵の√3を9の冪指数で表すこと、⑶の不等号の向きに注意できたかで得点が変わりそう。

5微分、軌跡と領域、積分

標準問題。

6ベクトル

標準問題。

7三角関数

⑶の2倍角の公式から合成を行う問題はどちらかの公式が欠けていたら解けないので注意。

≪講評≫

基本的な公式を覚えているか、またそれを問題に合わせて適切に用いることができるか、が問われている出題でした。例えば、点と直線の距離の公式を覚えていても、代入した後に場合分けして絶対値を外すであるといったようなことができなければ点数にはつながりません。日頃から多くの問題演習をこなすことが必要です。今回のテストにおいて素点で63点を下回っている場合は、基礎的な学力が身についていない可能性が高いです。次回のテストでも必要になるので、復習を万全にしてください。


 

国語

1国語常識

問5のステレオタイプは29年9月実施試験に出題がある。しかも正答である。国語は他教科に比べ出題範囲や傾向がぶれにくいので、4月テスト対策として9月の過去問に手を付けることにも意義がありそうだ。

2評論

哲学論。文中に出てくるキーワードに関して前提知識があるかが重要。特に「演繹」の言葉を知っているかいないかで文の把握にかなりの差が生じたであろう。

3小説

例年の7~8題に比べ、10題と設問が多い。即座に難化とは言えないが、時間配分が上手くいかなくなる場合もあるので注意。

4古文

例年は7題中4題が文法や語彙の問題であったが、2題に減少し、読解が増えている。

5漢文

古文と同様に漢字の意味・読みや句法の出題が減少している。

≪講評≫

古文・漢文から文法・語彙問題が減らされ読解が増えたこと、小説の設問が増えたことで難化したように見えます。とはいえ、古典における読解の基礎はやはり文法・語彙であるので、ここをしっかり習得し直すことが得点へとつながります。現代文でも、キーワードを押さえることで長文のテーマを掴むことができ、読解の助けになるので、日ごろから辞書を使うなどして語彙を増やしていくことが肝心と言えます。


 

≪総評≫

全体を通して基礎的な学力が身についていることと、それを得点に反映できる程度に練習を繰り返したかを問う出題となっていました。今回、思うように点が取れなかった方は、このままの学習を続けても次回のテストでも失敗してしまう可能性が高いです。ただ、5月より後に学習を開始しても逆転合格できた例は数多くあります(こちらよりご覧になれます)。肝心なのは今回のテストでできなかった部分をしっかり取り戻し、9月の試験までの学習スケジュールをこなしていくことになります。

自分では学習の仕方が分からない、計画が立てられないと言う方はつつじヶ丘個別学習会高校生教室までご相談ください。日大の基礎学力到達度テスト対策に強い職員が、逆転合格までの正しい勉強法と道筋を提案いたします。

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