• 教室トップ
  • 合格実績
  • 合格体験記
  • 職員紹介
  • 校舎紹介
  • お問い合わせ

大学入試共通テストの混乱について

2019.07.15

保護者の皆様と面談中でのお話や自分の個人的なSNSなどではたびたび「まだまだ変わります」言ってきたのですが、教育改革のうちの現在の大学入試共通テストの混乱について私見を書きたいと思います。

まず大前提として私が一番この改革をしている人に考えてほしいのは試験の公平性です。

試験というのは公平性が担保されて初めて、試験として成り立つと思っています。
特に入学試験となると、そこは一番大事なところではないでしょうか。

今の段階で客観的にみて、その部分が非常に怪しいです。

英語の外部試験でも、変更があった数学の記述や国語の記述もです。

採点基準や、誰が採点するのか、外部試験の点数化なんてもっとあいまいです。
TOEICはいい判断をしてくれたとも思いますが、最初から考えても無理だったはずです。

今もこの件であちらこちらで反対の声もあがっていて、数日前には数学の文章形式での解答は見合わせると変更になりました。

非常に混乱をきたしていて、被害にあうのは生徒たちです。

本当にもう一度よく考えていただきたいです。

生徒たちが不利益をこうむっていたら、教育改革以前の問題だと思います。

ですが、上の方たちが子供たちのためにどこまで勇気ある判断をしてくれるかわからないので、生徒たちは今何をすべきかを以下に書きます。

高校2年生
・できるだけ早く英語のリーディングをできるようにしてください。
単語、基本文法、読解です。
そして安定してきたらリスニング力向上に入りましょう。
ディクテーションとシャドーイングですね。
読めないものは聞き取れません。
たくさん聞くというよりは一個一個の文章で中身の濃い練習をしましょう。

・数学の基礎をしっかり叩き込みましょう。
学校からもらっている問題集の基礎問題をしっかりできるように。
そして証明問題なども慣れておきましょう。 

・読解力のスピードをあげましょう。
以前のニュースにも書きましたが、各科目とも読む分量が非常に増えるのは確実です。
解けるのを発揮するためには早く問題の意図をつかめなくてはなりません。

これが基礎力となり、受験制度がかわっても、対応できるはずです。

こういう状況のときはいかに基礎力をつけておくかが一番大事です。

高校1年生も基本は一緒です。
ただ、定期テストや部活などで中学とはちょっと生活も変わってきます。
・今の自分で何か中学のときに苦手としていたものがあるなら、早く潰しましょう。
・英語をどんどんやりましょう。
さっさと英検2級レベルに達し(ギリギリ取れるレベルではなく、次に準1級を狙いにいけるように)、さらなら向上を狙います。

・数学はしっかり学校の予習復習(これはどちらもできれば最高です)をしましょう。
得意な生徒は復習だけでも問題ありません。
不得意な生徒は予習できる環境をみつけ、予習して授業にのぞみましょう。

・読解力は2年生と一緒です。
早く読み早く理解することができなくてはなりません。
日ごろ活字を読まない人は、ちょっと変えていきましょう。

基礎力は一朝一夕では身につかない能力です。

あとで困らないように早め早めに行動していきましょう。

一年生は高校に入ったばっかりで、ピンとこない人がたくさんいると思いますが、危機感もって動き出しているひとはけっこういます。

その差は大きくなるはずです。

情報収集だけして、右往左往するより、目の前の自分に足りない基礎力をつけることを大事にしてください。

メールでのお問い合わせも受付中