明治大学総合数理学部 数学 傾向と対策 標準問題をいかに解けるかがポイント
2023.10.01
偏差値・逆転! 数学一口アドバイス
調布の塾 つつじヶ丘個別学習会高校生教室が 明治大学総合数理学部(一般選抜入試)の数学の特徴と対策について解説します。
明治大学総合数理学部を志望している方は、ぜひ参考にしてください。
試験時間は120分で、
マークシート方式と記述式の両方の形式で出題されます。
記述式には、途中経過も求められる問題と解答だけを記せばよい問題があります。
試験時間は理工学部(90分)よりも長く、全体的に難易度も高いです。
2013年度、2014年度は大問5問
2015年度、2016年度は大問4問
2017年度~2023年度は大問5問に戻りました。
大問4問構成の年度は、【1】が小問集合、【2】【3】【4】が様々な分野からの大問での出題です。
大問5問構成の年度は、【1】【2】が小問集合、【3】【4】【5】が様々な分野からの大問での出題です。
どの年度も、微・積分法からの出題が多いことが特徴です。
小問集合では、微分や定積分の計算を筆頭に極限などが出題され、大問では、確率、数列、ベクトルからの問題が多く出題されています。
(2020年度は小問で複素数平面の問題が出題されました。)
そのため、まず微・積分法の学習は必須です。
演習を十分に積んで得意にしておくことが数学で合格点を取るための最大のポイントになるでしょう。
微・積分法は理工学部でも必出の単元ですので、
理工学部の過去問題を使用しての演習も効果的でしょう。
理工学部でも体積よりは面積に絡む問題が多いため、一番の対策問題集と言えるかもしれません。
また、証明問題は必出です。2021、2020年度は、2問出題されています。
過去の入試問題で背理法を使用して証明する問題が2014年度、2015年度と2年連続で見られます。
背理法や数学的帰納法などの証明問題によく取り上げられる手法は必ず身に付けておきましょう。
2019年度にはコーシー・シュワルツの不等式、チェビシェフの不等式からの出題もあります。
それとともに、『分かっていたのに減点された』ということが無いよう記述の練習も積んでおきましょう。
確率や数列も頻出単元です。
どちらも出題されなかった年度はこれまでにありません。
総合数理学部が新設された2013年度は、確率漸化式で大問1問、数学的帰納法で大問1問が出題されています。
これらの分野にも注意してください。
理工学部と同様に解答のみ記述する問題で計算ミスは、白紙解答で×になるのと変わりません。
複雑な計算が出題されることもあります。
計算力を鍛えるとともに、計算ミスには十分注意して、
逆転合格を掴みとるため勉強を進めてください。