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昭和女子大学 A日程 傾向と対策 【数学】

2018.10.01

オンライン個別指導!

昭和女子大学A日程の数学の傾向と対策をご紹介します。

 

☆攻略のポイント…難易度は高くないが、偏差値換算があるため皆が出来るところは落とさず、出来ないところで差を付けたい

 

○範囲

数学Ⅰ、A、Ⅱ、B(ベクトル)

 

○解答時間/配点

60分/100点

 

○難易度

標準

 

○問題構成/形式

必須問題  大問1~3

選択問題  大問4~7から1問選択

形式…全問マーク形式

○2018年度 出題分析

大問1 数と式 (難易度:標準)

(小問集合)

⑴は教科書や問題集でもよく見る、解の整数部分・小数部分に関する出題です。特に問題はないでしょう。

⑵は単に連立方程式を解くのではなく、その連立方程式が解を持たないように条件を決めていくものです。式変形して積の形にすること、そして場合分けがあるので多少差がつくと思われます。

⑶は絶対値の計算を含む連立不等式の解を求める問題です。絶対値の処理を苦手としているなら苦戦するかもしれません。

大問2 2次関数 (難易度:標準)

⑴は条件を満たす文字の値を求める問題で、⑵が解の配置に関わる問題です。

シンプルな出題にもかかわらず場合分けや計算量はやや多いです。

大問3 図形と計量 (難易度:標準)

標準的な問題です。与えられた条件に対して適切な公式(二辺と挟む角の値が分かっているなら余弦定理、対辺対角がわかっているなら正弦定理を使う、など)を瞬時に選択していくことが大切です。

また余白の割に細かい図示が求められているので普段から作図の練習を欠かさないようにしたいです。

大問4 場合の数と確率 (難易度:標準)

標準的な確率の問題で、カードの和や積と倍数の関係を問うものです。似たような問題がセンター試験でもたびたび出題されております。

大問5 整数 (難易度:やや難)

分数式を満たす整数の組み合わせを求める問題です。教科書の問題には分母を払って二元一次不定方程式に持ち込むものがありますが、この問題は不等式を利用して絞り込むものです。誘導は丁寧な問題なので一度類題を経験していたら充分に解答できる可能性はあります。一見して方針が立たないならば捨てるべき問題でしょう。

大問6 微分・積分 (難易度:標準)

標準的な微分積分の問題です。計算量が多く、解答も分子が3桁の分数となっていますので計算力に自信がない方は選択を変えましょう。解答時間が15分程度ですので一度の計算ミスが命取りになりかねません。

大問7 ベクトル (難易度:易)

易しめのベクトルの問題です。問題の誘導に従って計算していくだけで得点できます。

 

○傾向

例年数学Ⅰの分野から必須問題が3題、ほかA、Ⅱ、Bから計4題出題されます。

必須問題では数と式、2次関数、図形と計量が頻出であり、この問題にいかに対応していくかが合否に直結しそうです。また選択問題では確率、ベクトルの出題が多くなっています。

出題形式は全問マーク式です。過去には全問記述式で出題されたこともありました。

 

○対策

まずは何といっても数学Ⅰの出題範囲の完成です。

第一の理由は必須問題が全て数学Ⅰの分野から出題されるからです。

例えば時間のない受験生が数学Ⅰにだけ集中して勉強しても、内容が完璧であれば75%得点できます。数学Ⅰの中でも頻出である「数と式」「2次関数」「図形と計量」だけに絞ればさらに学習量は60%に減らせます

 

第二の理由は、数学Ⅰの内容が完璧でないと、他の分野の学習にも影響が出るからです。指数や対数を知らずとも二次関数の問題を解くことはできますが、逆の場合はそう言えません。数学の各単元は独立して存在しているわけではなく、数学Ⅰで履修した内容は数学Ⅱの範囲では知っていて当然という感じで出てきます。他の分野の学習をスムーズに進めるためには数学Ⅰの理解度がカギになります。

数学Ⅰの対策はまずは公式を確認し、計算問題をこなすことです。昭和女子大学の数学は難易度こそ標準的ですが、大問4つで60分、つまり大問ひとつを15分で解答しなければなりません。これに対応するためには公式の選択で迷わないこと、そして的確な計算力とこれをこなすスピードが要求されます。

問題集のA問題や基本問題にあるような文章問題でないものに毎日触れるようにしましょう。

問題を解く際に気を付けなければならないことは、途中過程を意識して解くことです。計算過程はもちろんですが、図を書いてみることで式とにらめっこしていてもなかなか解決しなかったものがすぐにわかる、といったこともあります。

加えて、センター試験ほど誘導が親切な大問ばかりではないので自分がつまずいたポイントが明確になるようにしておくことで復習の精度も上げられます。

次に選択科目を選びましょう。

受験まで残り時間が少ない、といった場合にまじめに全部学習しようとしても間に合いません。時には分野を絞っていきましょう。

おすすめは、毎年ほぼ必ず出題がある数学A「確率」数学B「ベクトル」です。

確率は出題のボリューム、形式ともにセンター試験のものが酷似しています。

一通り基本事項を確認したら本学過去問やセンター試験の過去問を、時間を計りながら解いていきましょう。

ベクトルは誘導が丁寧かつ難易度もそれほど高くないので、基本的なベクトルの性質をおさえていたら難なく解けるでしょう。ただ計算量は多くなるので時間内(目安は1問15分以内)で解ききるスピードが要求されます。こちらはセンター試験より難易度は低いので問題演習は問題集の標準問題程度で対応しましょう。

その他の問題を選択するにしても、学習においては公式の確認・計算力の養成・演習、復習をワンセットでこなしていくことで十分に対応できます。

ゴールは決まっていても、何から始めていいかわからない、何を使えばいいか分からないとお悩みの方もいらっしゃると思います。勉強のことでお悩みの方はぜひ当塾までご連絡ください。

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