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検定で優位に立とう! 英語外部検定を一般選抜で評価する大学が急増中!!

2024.01.10

2020年からの大学入試改革とも関連して、近年英語の外部試験の成績を参照する入試形式が増加傾向にあります。

以前より総合型選抜、学校推薦型選抜などでは外部試験の成績を出願条件に取り入れたりすることはありましたが、一般選抜にも外部試験の得点により、英語の独自試験を免除したり一定の点数を保障、もしくは加算する形式が急速に広がっています。この数年間で外部試験を利用する入試形式を取り入れている大学の数が、大幅に増加し現在では私立大学の約4割が英語外部検定試験利用入試を行っています。

 

〇外部試験を利用する総合型選抜・学校推薦型選抜の形式

 

 総合型選抜・学校推薦型選抜に外部試験を用いる大学は以前からありましたが、これからも増加していくであろうことが予想されます。

①「出願時に外部試験の一定の資格(およびスコア)を要する」タイプ

②「出願時に外部試験の一定の資格(およびスコア)があると他の条件(評定平均など)が緩和される」タイプ

③「出願時に外部試験の一定の資格(およびスコア)があると優遇される」タイプ

に大別されるでしょう。

 ただ、資格やスコアの取得については出願(もしくは入学)から逆算して2年以内に限られることが多いため、以前に資格を取ってそのままになっている場合、取得年月の確認を忘れないようにしてください。

 

〇外部試験を利用する一般選抜の形式

 

外部試験を利用する入試形式にも様々なものがありますが、多くは、

 

①「英語の試験を免除し、それ以外の科目の点数により合否を判定する」タイプ

②「英語の試験において一定の点数を保障し、他科目と合算して合否を判定する」タイプ

 

のどちらかに分類されます。

①の場合、英語については出願資格を満たすことができれば十分です。資格ギリギリでも、遥かに高い点数でも、英語で差がつくことはありません。

②の場合、外部試験のスコアの高低により、保障される点数が変動することが多くあります。

例:専修大学 一般入試における外部試験利用でTEAP CBTを利用する場合

スコア420以上は80点換算、スコア600以上は100点換算となる。(100点満点)

 

〇英語外部試験を利用することのメリット

 外部試験のスコアを参照することでどんなメリットがあるのでしょうか?

 

・英語の試験を受けなくて済む!

 多くの人が外部試験利用入試では当日の試験で英語の試験を受ける必要がなくなります(一部、当日も試験を受ける必要のあるものがあります)。

 

・英語の試験に保険を掛けられる!

 形式によっては外部試験のスコアを申告した上で、大学の独自試験を受験することもできます。その際は、保障された得点を独自試験で上回った場合にそちらの点数を採用して合否判定に用います。

 つまり、当日の英語で失敗しても大丈夫だし、うまくいけばさらに点数を上乗せすることができます。更に言うと、外部試験利用による点数保障は多くが80点以上であり、いわゆる私大一般入試の合格基準になりがちな得点率70%を上回るため、外部試験を受けていない受験生に対して優位に立つことができます。

 

〇英語外部試験として採用されている検定試験

 

大学受験の英語外部試験として提示することができる検定試験には様々なものがあります。

全ての試験が全ての入試に使えるわけではないため、志望する大学の入試要項などを必ず確認し、それに合わせた試験を受けましょう。

 

各検定の概要、紹介はこちらを参照してください。

 

〇文系だけじゃない!? 理系だって使える外部試験

 英語外部試験を利用した入試、と言われると自然と文系の大学であったり、国際系の学部や学科だったりを想像する方もいるかと思います。たしかに、「英語を活用する」というキーワードからは国際系の学部が想像しやすいと思います。しかし、英語と密接な関係のなさそうな理系の学部・学科においても、近年は英語外部試験を利用する入試形式が広がっています。

・東京理科大学

・明治大学

・工学院大学

・芝浦工業大学

・上智大学(理工学部)

・法政大学(理系)

・立教大学(理学部)

・東京電機大学

などなど、東京近郊の私立大学理系学部に絞ってもここにあげた例は一部です。

ですので、理系だから検定試験なんか関係ないと言わず、利用できるスコアがある場合には積極的に活用していきましょう。

〇早いうちにスコアを取ってしまおう!

 現状では検定試験の結果は2年間有効なので、極端な考え方にはなりますが、外部検定試験のスコアを早いうちに確保しておいて、それを利用する試験のみに受験校を限定してしまえば、直前まで英語の勉強をすることなしに受験する作戦を取ることも可能です。

 これは、今まで受験生の常識であった「大学受験をするなら英語が絶対必要!」という常識を覆すものです。現在の受験生に限らず、将来の受験生である高校2年生以下の皆さんも、進路を考える際に外部検定を受けることを一考する余地はあるでしょう。

 

 具体的に外部試験利用入試を受けるにはどの程度の点数をどの検定でとればいいのか、また、自分の実力だとどのくらいの点数がとれるのか……などなど、詳しい情報や個人的な分析に関しましては、当教室までお問い合わせください。

 

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