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2019年度 日大付属校基礎学力到達度テストの傾向と今後の対策

2019.10.18

オンライン個別指導!

本年度も日大系列校の内部進学テストである基礎学力到達度テストを終え、調布つつじヶ丘個別学習会 「高校生塾」からは無事全員が推薦をもらえました。

主要科目における本年度の出題の動向と昨年度以前との比較、そして来年度以降の受験生に向けた、逆転のための学習アドバイスを紹介します。

 

〇本年度の出題

【英語】(文理共通)

大問1 リスニング

大問2 文法・会話・整序

大問3 長文(グラフ読み取り)

大問4 長文(空欄補充)

大問5 長文(内容読解)

 

難易度・問題数・出題傾向いずれも大きな変化は見られませんでした。ただ平成29年度試験より大問4の長文が2つになっており、本年度も独立した2文における空欄補充問題となっていましたのでこの傾向がしばらく続きそうです。同じような長さ・問題数でも1文読むのと2文読むのとでは頭の切り替えや集中の継続において差が生じます。

 

【国語】(文理共通)

大問1 国語常識

大問2 現代文(評論)

大問3 現代文(小説)

大問4 古文(歴史物語)

大問5 漢文(漢詩)

 

国語は昨年度より設問が1問多く、全部で40題でした。難易度はほぼ変わらず。漢文の配点は昨年同様15点満点で、現代文重視の傾向は変わらなそうです。

特筆すべき点は漢文の出題が漢詩である点です。基礎学力到達度テストでは初めての出題になります。内部進学のテストに限らず大学受験ではある程度決まった傾向があります。日大の内部進学においては、前身の日統一テストの時代から漢詩の出題はありませんでした。それが突然漢詩の出題をしたということは、他の科目においても出題傾向から外れた出題があり得るので、今まで以上に綿密な計画が必要になります。

 

【数学】(文系)

大問1 小問集合

大問2 二次関数

大問3 場合の数と確率

大問4 円と直線

大問5 三角関数

大問6 指数対数関数

大問7 微分・積分

大問8 ベクトル

 

大問数は例年と変わらず。難易度は大幅に易化。例えば本年度で標準化点60点は素点80点前後ですが、平成28年度ですと素点で60点台後半です。標準化後に同じ点数を取るのに20点近く必要になりました。「平均点からどれだけ離れているか」、によって標準化点は決定されるので、平均点が高くなったということです。これは数学が苦手な生徒には不利になります。過去問を繰り返し解いていき、同じ傾向の問題を数字が変わったとしても完璧に解けるように解法を身に付けていくことが大切です。

傾向は従来と変わらず、今年はベクトルの年でした。しかし、国語での漢詩の出題もあるので、この傾向に今後も依存するのは危険かもしれません。

 

〇今後の学習アドバイス

➀ 情報の入手

大学入試改革が始まり、一般受験は慌ただしくなっていますが基礎学力到達度テストでは現在これといったアナウンスはないようです。ただし、今後変更が起こる可能性はあります。例えば、共通テストの導入に合わせて、

・国語や数学での記述問題の導入

・英語のリスニング問題の増加

・(ほぼあり得ませんが)スピーキングテストの導入

などなど…

どんな変化が起こってもおかしくはありません。常に最新情報の入手に気を配りましょう。

 

② 必要な点数を考える

基礎学力到達度テストは一発勝負ではなく3回試験がありますから、3年9月ばかりに標準を合わせても仕方ありません。自分が行きたい学部学科に確実に進学するためには「今まで何点取ったか」と、「これから何点取らなければならないのか」が必要になってきます。

例えば、次の表を見てください。本年度、つつじヶ丘個別学習会高校生塾から基礎学力到達度テストを受けた生徒の成績です。

 

 

素点

標準化点

高2 4月

174

155

高3 4月

141

145

高3 9月

310

249

総合

 

237

 

 

4月半ばに入塾した生徒です。4月の基礎学力到達度テストを対策する時間がなく、141/300でした。しかし、5・6月と夏期講習にやるべきこと・正しい勉強法をきちんとこなして9月の基礎学力到達度テストでは310点を取りました。順位は4月が約5800位、9月が約600位でした。5000人ごぼう抜きです。(※指導の経過や成績の推移に関しては後日掲載いたします。)

ですが、総合では9月の標準化点に比べ12点も下がっております。この生徒は余裕を持って得点していますが、ぎりぎりの戦いになると2・3年4月の成績によっては思い通りの学部学科の推薦がもらえなくなる恐れがあります。自分が今何点持っているのか、あと何点必要なのか、そこから逆算して勉強のプランを立てていきましょう。

 

1年生も2年生もまだまだチャンスはあります。今の成績と、科目や勉強に対する不安を言って頂ければ、正しい勉強法や今やるべきことは私たちが提案いたします。逆転合格を目指すなら、ぜひ当塾にお問い合わせ下さい。

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