2021年度日大内部進学者基礎学力到達度テストを受験する現高2生が今やるべきこと
2020.10.07

本年度の基礎学力到達度テストが終了いたしました。
当塾からも今年度、多くの生徒が基礎学力到達度テストを受験しました。
今年度の経過・結果を踏まえて、来年度の受験生(現高2生)がどういった対策を取るべきなのかご紹介します。
高2生は今すぐ学習に取り掛かろう
今2年生の皆さんは、言わずもがな受験まで1年を切っています。基礎学力到達度テスト受験生にとって、今度の春休みは一般受験生の夏休みに、夏休みは同じく冬休みに当たります。というのも、一般受験(2月・3月)に対して夏休み(7・8月)は半年前、冬休み(12・1月)は1・2カ月前であり、基礎学力到達度テスト(9月)の1か月前には夏休みが、半年前には春休みがあるからです。
自分の現状の学力から本番前日までの学習プランは立てられているでしょうか。まだできていない方はまず4月のテストまでに何をしなければいけないのか吟味しましょう。
そこで、今すぐ勉強を始めなければならない根拠をお話しいたします。
前提として、今年度の受験生が2年4月;30%、3年4月;70%で判定されるのと同様に、現高2生の受験は3年4月;30%、3年4月;70%で判定されます。
これが意味するところは端的に言うと、逆転がしやすくなるということです。
なぜなら
今までと同じ点数を目標にしても少ない点数で済む
からです。
例えば標準化後の点数で200点を目指す場合で比べてみましょう。
2年1学期、3年2学期ともに標準化後を150点(平均点)とした場合
従来
2年1学期 | 3年1学期 | 3年2学期 | |
標準化点 | 150 | 150 | 233.333 |
割合換算 | 30 | 30 | 140 |
今年度・来年度
3年1学期 | 3年2学期 | |
標準化点 | 150 | 221.142 |
割合換算 | 45 | 155 |
200点を目標とした場合に、従来の割合では約234点必要なのに対し、今年度・来年度の割合だと222点でよいことになります。
標準化点で10点の違いは素点に戻すと20点以上になる場合もあります。
(注 社会・理科は0.7掛けをしないので実際にはもう少し低くなります。)
9月の試験で高得点を取ることに必要なのは国・数・英をもれなくこなし、出来るだけ社会・理科に多くの時間をかけることです。少なくとも7月に入るまでには主要3科目は基礎学力が定着していることが求められるので、➀今まで学習してきたことの見直しと、②学校で現在学習している事項をしっかり理解することが大事です。特に➀に関しては、この部分に見落としがあると②の理解が追いつかない場合が多々あります。例えば数学Ⅰで学習する二次関数をちゃんと理解していないと指数・対数関数で出題される置き換えて(sinX=tと置く、など)二次関数に帰着する問題が解答できない、といったことが生じる恐れがあります。
また、科目によっては高校内容より前までさかのぼって見直しが必要となる物も出てくるかもしれません。英語の文法が苦手な方は本当に高校内容で躓いているのでしょうか。英語の学習は中学校から始まりますが、文法事項では中学内容での学習と高校内容での学習は大半が重複しています。他の科目では小学校から学ぶものもございます。四則演算が苦手な場合、小学校で学習した足し算・引き算・掛け算・割り算は完璧なのか、理科や社会で学習したはずの基本事項は抑えられているのか…そういった事項を「習得していて当たり前」という前提で授業は進行していきます。得意とするもの・苦手なものは一人一人違いますし、同じ人でも科目によって違ってきます。自分が何ができておらず、解消のためには何をしなければならないのか、まずはそこを出発点にしなければなりません。
対策に取れる時間が多ければ多いほど、基礎学力定着に費やすことができる時間が多くなります。
また、逆説的ですが4月のテスト単体で見ると比重は大きくなります。従来の3回での判定では1回目・2回目でどちらか失敗していても、どちらかが普通以上であれば十分逆転は可能でした。ただし今年度来年度では1回目の失敗が次のテストに大きく影響します。少なくとも平均点付近の標準化点150点を取りに行きたいです。今年度と来年度の基礎学力到達度テストの最大の違いは、試験が2回になるとわかった時点で1回目のテストを終えていたか・いないかです。
現在の2年生は4月のテストに対策していく時間が十分に残されています。
今すぐ取り掛かることで来年の受験が有利になるのは間違いありません。
通塾が不安ならオンラインを活用しよう
今すぐ勉強を始めよう、と言っても、まだまだコロナウイルス感染症の脅威は去っておりません。しかし、外出・通塾に不安を感じている方は当塾のオンライン授業を受けて頂くことができます。今年度の基礎学力到達度テスト対策を通常授業をオンライン受講のみで対策した生徒さんがいらっしゃいます。感染症対策としても有効ですが、遠方・県外から通塾を考えている場合でもご利用いただけます。例えば今年度ですと茨城の土浦日大高校の受験生がオンライン授業で対策を行い、また問い合わせとしては九州の日大付属校からも連絡がありました。
オンライン授業のみだと学習の定着に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。ですが今年度受験した生徒の9月前半に行われた模試から上がった点数は
通塾生;+5点~+25.17点 オンライン生;+2点~+30.92点
と、対面授業での成果とオンライン授業での成果に遜色はありません。オンライン授業でも基礎学力到達度テストに対し長年培ったノウハウを実践できたと自負しております。通塾に不安のある方や近辺に日大内部進学に強い塾がない、という方は一度当塾にご相談ください。
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