赤本ばっかりやっても力はつかない。地味なことを最後までやろう。
2025.01.24
共通テストも終わり、いよいよ私大入試も近づいてきました。
共通テストとの付き合い方は今度書きたいと思います。
直前期なので、受験生でこれを読む人は少ないかもしれないですが、下級生が来年に向けて参考にしてくれればと思います。
どうしても直前期に自分の志望校の赤本をやって一喜一憂してしまうと思います。
みなさん、あの大学も解かなきゃ、この大学も解かなきゃなとなっていませんか。
まず時期的な話からすると、共通テストが終わったらすぐに私立の志望校の赤本は解いてください。
これは多いに効果があります。
共通テストと私大は求められている能力が違いますので、まず頭を私大入試の頭に切り替えなければなりません。
時間配分や設問の問われ方など、意識しましょう。
ここからが問題です。
赤本をいくらやっても力はつきません。
単語は完璧ですか。
文法問題集を地道に回していますか。
数学、化学、物理等の科目で苦手な単元の問題を集中して解いていますか。
赤本を解いても、その問題から吸収できることはゼロではないですが、実力を上げるということに対しての効果は薄いです。
できなかった部分をしっかりと見つめなおし、そこを重点的につめて対応力を上げていかなければなりません。
一部の大学を除き、赤本を解く意味は時間配分と自分に合った点数の取り方の戦略、弱点のあぶり出しくらいです。
試験時間が足りない人は赤本を活用し、もう少し練習してもいいと思います。
しかし、試験時間が足りないのはその試験のせいというより自分のほうに問題があることのほうが多いです。
わかりやすい例でいえば、英語です。
文法の大問や並べ替え問題に時間を使いすぎていることが多いです。
1問20秒くらいで解ける4択問題を1分くらい使って解いていれば、どんどん時間が無くなるのは当たり前です。
よくここでも書いていますが、単語力も時間にとても影響します。
塾生には1秒で意味がでてこないものは使える単語ではないと言っていますが、ここが弱い人は時間足りなくなります。
この意味なんだっけなぁと30秒くらい考えて出てきたとしても、そういう単語が5,6個あるだけで3分くらいのロスが生まれます。
現役生でこの時期単語帳を回すのを忘れる人がでてきますが、絶対最後までやり続けてください。
ここまで単語帳を頑張ってきた人は500個くらいチェックするのに、そんなに時間はかからないはずです。
その時間は惜しまないでください。
冬期講習くらいの時期から
当たり前と言えば当たり前なのですが、「志望校対策」+「弱点補強」+「総復習」というのが当塾の直前期の考え方です。
ここまで述べてきたように、特に後ろの二つが重要です。
点数が上がりやすいもの、苦手なもの、大丈夫だろうと思っているもの
しっかり確認と練習続けてください。
合格する人は難しいものを解ける人ではありません。
落としてはいけないものをしっかりとってこれる人です。
受験生のみなさん、自分がやってきたことを信じて最後まで努力を続けてください。
高校1,2年生のみなさん、受験というものは甘くないものです。
2年生はあと1年後が入試です。
1年生だって受験に向けて何か1つの科目でも勉強を始めても、何も問題はありません。
大学はどこでもいいやって人はどこかには入れますので、そのままでもいいです。
自分が学びたいことが決まっていたり、行きたい大学があり、そこが努力しなければいけないところであればちょっと勉強のことを意識してみてください。
すでに勉強を始めている1,2年生は意外と多くいます。