明治大学総合数理学部 英語 傾向と対策
2023.10.03
偏差値・逆転! 英語一口アドバイス
調布の塾 つつじヶ丘個別学習会高校生教室が 明治大学総合数理学部(一般選抜入試)の英語の特徴と対策について解説します。
明治大学総合数理学部を志望している方は、ぜひ参考にしてください。
総合数理学部は2013年度に新設された学部で、
明治大学は近年、
2004年度に情報コミュニケーション学部
2008年度に国際日本学部
2013年度に総合数理学部を設置しています。
ご覧の通り、総合数理学部は明治大学で最新の学部です。
そのため、2023年度で11回目の入試ということになります。
2023年度は2013年度(初年度)よりも文章量は増加し時間内で解ききるには速読力はかかせません。
試験時間は、例年70分で40問程度の問いに答える形式です。
理工学部の問題(大問が1つ)と違い、大問は4つです。
【1】読解
【2】読解
【3】文法・語彙
【4】会話文
試験時間・大問数は、2013年度~2023年度で変わっていません。
【1】については、2013年度~2023年度で題材(論文、伝記・・・)は多様で、内容は物語文はなく論説文。
問題(単語の意味、文法問題、空所補充、整序問題etc)もバランスよく様々なものが出題されています。
様々な題材、問題が出題されるため受験生には解きにくいでしょう。
本文に関する記述のうち正しいものを選ぶ問題が、数問出題される。
これらに解答するために参照する必要がある個所が、文章全体に散らばっているため
本文を読み進める際には設問を見ながら(解きながら)読むとよいかもしれない。
2023年度には、『opaque』
2021年度には、『getting around』が本文中でどのように使われているか、何を表しているかを問う問題です。
見かけは熟語や語彙の意味を問う問題だが、単なる知識だけでは解けない問題で、本文の理解が必要です。
総じて、広い視野をもって設問に答えることが求められます。
しかし、単語だけをひろって読めるほど英文は易しくないため文法をきちんと理解し、
英語の記事を読んで様々な題材の文章に触れる必要があります。
一部適語補充の記述の出題があります。
【2】については、2015、2018、2021年度を除いて図表を含む問題が出題されています。
図表を含む問題の出題が無い2015、2018年度は文中内の数値を用いて計算が必要な問題が出題されています。
今後も出題される可能性は十分ありますので注意してください。
共通テストの前身のセンター試験【4】Aと文章の長さや難易度はあまり変わりません。
しかし、図表読み取り問題以外に一部記述問題や同意表現を選択する問題もあり、難易度も高く問題数も多いです。
図表を含む問題を収録した問題集を用いて対策をしておきましょう。
【3】については、4択から1つ適切なものを選択する空所補充問題です。
関係代名詞や受動態の文法事項から前置詞、イディオム、派生語や語彙力を問うものまで様々な問題が出題されています。
とはいえ、難解な単語や構文は見られません。使用している英文法・語法問題集(NextStageやVintage等)を1冊やり込んでいけば合格点は十分取れるでしょう。
ただし、よく見かけるI have just(①)to the airport to see my friends off.のように1文の適語選択でななく、数行の複数文に(①)が潜んでいます。1文を読んでの4択空所補充ではないため注意が必要です。これは、NextStageやVintage等には掲載されていない形の問題ですので注意してください。
【4】については、会話文の問題です。
会話文と言っても他大等でもよく見かけるような2,3文程度の会話文を成立させるための会話表現の知識を問うものではありません。
会話の流れ理解した上で、文章を完成させる選択肢を選ぶような問題です。
赤本で見開き1ページ半程度の長さの会話文です。形式は会話文ですが、長文問題が1題と考えて取り組むべきでしょう。
2013、2014年度は2人による会話文でしたが、登場人物が3名以上いる場合もあります。
『誰の発言か途中で分からなくなり、結局何について述べているのか分からなかった』
ということが無いようにしなければなりません。文法・語彙の知識に加え、会話表現を身に付けた上で過去問等を使ってしっかり練習していくとよいでしょう。
全体としては、読解問題が多い(会話文も読解の要素が多い)印象です。500語程度の文章で内容も読みやすいものが多いため、そのぐらいの長さの長文を読みなれておきましょう。
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