昭和女子大学 A日程 傾向と対策【世界史】
2018.09.26

本日は昭和女子大学の世界史(A日程)についてお話しします。日本史についてはこちら
☆攻略のポイント…難易度は高くないが、偏差値換算があるため皆が出来るところは落とさず、出来ないところで差を付けたい
○範囲
全範囲(古代~現代)
○解答時間/配点
60分/100点
○問題構成
例年大問が4題出題されます。
記述はなく全問マーク形式です。
○傾向
設問形式は語句、正誤、年代配列、地図が主です。内容は政治史が中心で、地域はヨーロッパ・アジアを中心に出題されます。中国史は単体の大問で必出です。近代以前はテーマ史よりは各国史・王朝史が中心です。近現代はテーマ史の出題があります。
○難易度
易~標準
○2018年度 分析
・大問1
範囲:古代~現代までの中国
かなり広い時代を扱っていますが、奇問・難問は特にありません。
・大問2
範囲:中世ヨーロッパ史
中世の西ヨーロッパに関する出題です。こちらも特に奇問・難問はありません。
・大問3
範囲:近現代のアフリカ
・大問4
範囲:近現代のアメリカ大陸
大問3、4共に難易度は標準的ですが現役の高校生の手が回りにくい範囲ですので、ここをいかに取れるかが合格点の境目になりそうです。
○対策
まずは教科書のゴシック(太字)を中心に学習しましょう。世界史は日本史に比べ、語句を答えさせるだけの問題が多いので、教科書を覚える→一問一答などで知識の定着の確認をするのが効果的な学習です。ただ、合否の判定は偏差値を用いますので、逆に言うと語句を答えさせるだけの問題の正答率が低いとそのまま結果に響きます。まず基本事項のおさらいを確かにしましょう。基本的には王朝史・各国史の学習中心で構いません。特に中国の歴史は毎年必ず大問で出題されている上に、古代~現代と幅広く出題されているので細かく学習しましょう。現代史の出題は(大問であったり小問であったりはしますが)必ずありますのでしっかりとした対策が必要です。現代史では各国の歴史のみに囚われず(もちろんそれも重要ですが)大国との関係、民族の対立などを念頭において学習しましょう。正誤問題はたまに難問も出題されますが、センター試験対策程度の学習で十分対策出来ます。また地図問題対策は教科書に出現する地名を資料集で確認しましょう。全体の演習として過去問に加え近代までは各国史中心、近代以降は各国史とテーマ史を解き、弱点の克服を行いましょう。難易度が高くないがゆえに偏差値換算では高得点を取ることが要求されます。抜けのない細かな学習を心がけてください。
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つつじヶ丘個別学習会高校生教室 文系担当教務 永野