東洋大学 一般試験前期 傾向と対策 【英語】
2019.03.01

東洋大学に一般試験前期で逆転合格するために、英語の傾向と対策をご紹介します。
〇範囲
コミュニケーション英語ⅠⅡⅢ
英語表現ⅠⅡ(リスニングのぞく)
〇解答時間
60分
〇配点 …入試形式により異なるので注意!
〈均等配点入試〉
100 (偏差値換算)
〈英語重視〉
➀ 経営学科会計ファイナンス学科
150 (偏差値換算)
② 上記以外
200 (偏差値換算)
〇難易度
標準
〇形式
全問マーク式
〇傾向
例年読解問題2題、文法問題2題、会話文問題1題の構成で出題されています。
読解問題は論説・小説など様々なジャンルから出題されます。
設問は空欄補充、内容説明・内容一致などオーソドックスな構成になっています。
文法問題では空欄補充・語句整序問題が必出です。
会話問題では2~3文の会話完成問題のほか、長い会話の空所を完成させる問題も出題されています。
〇対策
まずは文法・語彙の対策を万全にしましょう。文法の学習は文法問題そのものだけでなく、読解問題への理解のカギになります。
空所補充形式の文法問題はよくある4択型の出題で、難易度は易~標準程度です。ですので、この文法部分で高得点が取れないのであれば合格点を取ることは厳しいでしょう。
語彙の対策は単語帳を一冊仕上げましょう。語彙の難易度は標準的なものばかりですので、ターゲット1900やシステム英単語などを1冊仕上げればよいでしょう。単語を覚える際には派生語などにも注意して覚えていくと理解が深まります。
文法はいきなり問題集に手を付けるのではなく、文法の基本的なルールを学習してから演習を行うようにしましょう。その際に使用する教材はブレイクスルーやフォレストといった、学校で配布されるような教材でかまいません。一通りルールを学習したら文法問題集を用いての学習に移りましょう。使用教材は持っているもので構いませんが、今から購入するならスクランブルをお勧めします。文法問題の難易度自体はそんなに高くないので標準的な問題集で充分対策出来ます。NextStageは会話問題の収録が多いので会話文対策になります。一方でイディオムの収録が多いものの出題頻度自体は高くないので、必要最低限+αの勉強をしたい方にはお勧めです。
問題を解きながら自分が覚えていなかったルールの部分に立ち返り復習を行いましょう。
また整序問題は大問で出題されるので対策が必須です。
5文型など文法の基本的なルールをきちんと抑えていればほとんどの問題に対応できますが、専用の問題集を使って足りない部分を補っていきましょう。英語整序精選600(河合塾)のような問題集を解いて、出来なかった部分や忘れていた文法の復習を行っていきましょう。
会話文の対策ですが、短めの会話と長めの会話の両方に対処しなければなりません。まずは短めの会話をセンター試験の第3問の対策問題集のようなもので解き、会話独特の表現等に慣れていきましょう。長めの会話問題は長文読解のように会話の趣旨を追いながら読んでいくことが肝要です。長文読解の練習をしてある程度読解がこなせるようになってから手を付けていきましょう。
長文読解に関して、いきなり長文に当たるのではなく、それまで学んできた文法を用いて、どれだけ正確に一文を訳せるか(=精読)、チェックしましょう。入門英文問題精講(旺文社)がお勧めです。精読ができるようになってから時間をって長文を読み、解答する訓練をしましょう。東洋大学一般試験前期の英語は500~600字程度の長文からの出題ですので、やっておきたい英語長文500(河合塾)を設定された時間内に解けるようになれば対応できるでしょう。
問題演習にせよ、過去問演習にせよ、解いたものを解きっぱなしにしないで正しく復習していくことが大事です。
〇英語外部試験利用について
東洋大学の一般試験前期ではすべての学部学科において英語外部試験をりようした得点換算が利用できます。配点と使用できるテストは以下となります。
外部試験 | GTEC CBT | TEAP(4技能) | 実用英語技能検定 | |
換算 | 100 | 1,063 | 5.5 | 2,150 |
90 | 999 | 5.0 | 1,980 | |
80 | 880 | 4.5 | 1,800 |
ご覧のように英検においては合格を要件とせずに出願でき、配点も高いことから今後外部試験利用者が増えると平均点が上がり、偏差値は下がることになるでしょう。
つまり英語で差をつけることが難しくなる可能性があります。
東洋大学の一般試験前期の英語を筆記で受ける学生は今まで以上に点数を取っていくことが必要となるでしょう。
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