なぜ当塾は1コマ1教科ではないのか
2023.05.09
よくあるご質問であり、通われている皆様に賛同していただけることのひとつが、タイトルにある「1コマ1教科ではない指導」です。
まず先に説明させていただきますと、当塾の1コマはその時間を取っていただくという意味であり、英語と数学が必要だから、何曜日の何時からが英語で何曜日の何時からが数学といったような決め方はしておりません。
ではなぜこのような指導形態をとるのかの理由について書いていきたいと思います。
大前提として、各科目の性質上同じ時間をかけていって、同じようには伸びないということがあります。
そして、それぞれの科目において必要な時期、時間数が違います。
いつも申し上げておりますが、英語、現代文、古文、日本史が必要な生徒がいたとしまして、これを1:1:1:1で進めていったらできるようになるのでしょうか。仮にこの生徒が英語があまり得意じゃない場合、間違いなくできるようになりません。
英語という科目というのは苦手な時期はしっかりと教え込み英語にどっぷり浸らせる必要があります。
自分でできることがまだ少ないので、塾でどんどん教え込んで、練習を積ませなければなりません。
いうなれば、自転車を乗れるようにしてあげるように横でずっとみてあげるということです。それも時間をあけずにコンスタントにみてあげます。
古文なんかは逆に週1回坦々と進んでいくよりも、春期講習などの時期に集中して基本をやってあげたほうが、効率はいいです。
上記の例の生徒が週2回通うとするならば、2回とも大半は英語に時間を使い、少しの時間で宿題で出しておいた現代文の採点と解説を入れたり、古文の単語チェックをしたりといったところから始まり、英語にメドがたってきたら、どんどん内容を変えていくという進み方になる場合が多いです。
そして、もう一つとても重要なことは、非受験生です。
非受験生の場合、どうしても学校でやっている内容のフォローは外せません。
高校内容ともなると、1日で突然わからなくなることもしばしばあります。
特に化学や物理、数学といった理系科目に多いですね。
こういった場合、生徒たちにとって一番大事なことは、わからなくなったときにいち早く理解して次の授業についていくことです。
上記の理系科目はほとんどの場合、わからなくなった時に放置しておくと次からの授業はどんどんわからなくなります。
こうなってしまうと定期テスト前に一から教えなくてはならなくなり、問題演習をする時間がとれなくなります。
当然点数は伸びません。
ですから、当塾に通う生徒たち、特に1,2年生には授業がわからなくなった瞬間にすぐに塾で聞きなさいと言ってあります。
全教科対応というのは、もちろん受験指導もそうですが、このような日々のフォローが大事なので当塾の方針としてやっております。
非受験生でも入塾時の学力判定テストで状況判断したうえで、日々の指導の基本路線は決めております。
基本路線があるので、何もなければそのまま進み、例えばその日学校で受けた数学の授業がわからなければ、それの解説から授業を始め、それが解決すればいつものカリキュラムに戻り、1コマ割くくらい重要な場合はその日の塾での授業はそれに充てます。
その判断はそれぞれの生徒の責任者である教務が行います。
指導において重要なカリキュラム作成の部分で経験が長いプロの教務が責任をもってやっているのが私たちの強みです。
1コマ1教科で伸び悩んでいる方はとても多く思われます。
苦手科目の克服に悩んでいる方は是非ご相談ください。
三鷹個別学習会 前山