勉強のアドバイス
2019.08.09
今日は勉強についてのアドバイスを書こうと思います。
多くの生徒たちの面談をしてきて、勉強ができる生徒とできない生徒の違いが最近、より顕著になってきたと感じています。
一番大事なことを最初に書きます。
勉強や学習において一番大事なことは
「できるようになるのが目的だと理解する」ことです。
勉強自体が目的になっている生徒がたくさんいます。
勉強はけっこうスポーツの様だとよく私も例えますが、決定的に違うことがあります。
それは手段は問わずゴールにたどりつけば勉強は問題ないのです。
例えばマラソンではゴールには正しい道順を走り、ルールの上でゴールにたどり着かなければなりません。
勉強はそうではないのです。
大きな目標でも小さな目標でも同じです。
「○○大学に受かる」とか「二次関数ができるようになる」とか「ターゲット1900を覚える」など目標がありますが、これらを達成するためにはどんな手段を使ってもいいのです。
具体的に言いますと、「宿題が出ないと勉強しない」という生徒がいます。「宿題が出れば勉強する」ともとれますが、それは宿題をすることが目的になってしまって、自分ができるようになることを第一に考えてません。
「何をどれくらいやったらいいですか」と多くの方に聞かれます。
もちろん一般論として、どれくらいというのは言えますが、正直「できるようになるまでやる」が一番正しいです。
英単語もそうですね。
宿題の50個覚えるために、それぞれがいろいろやりますが、「覚えてくればいい」のです。
1回だろうが10回だろうが、覚えてくればいいのです。
ただ100回やって10時間くらい使いましたってなったら、やり方を修正しないと他のことはできません。
そこの修正は塾としてしっかりしてあげなければなりません。
勉強にも優先事項があります。
ただやはり目的をはっきりして、しっかり考えられるようになることが重要なのです。
これは小学校のときからできると思います。
漢字も「書けるようになるまで」、算数も「問題が自分で速く解けるようになるまで」が目標です。
「ドリルをノートに書いて提出」は勉強の目的ではありません。
あくまで学校の宿題です。
目線を変えますと、塾だってあくまで「目的を達成するための手段」です。
どう活用するのか考えれば、自分に合う塾が見つかるはずだし、必要でなければ塾に行く必要はないのです。
自分の実力をあげることにこだわりましょう。
最近は本当に情報過多な社会であり、受験業界も同じです。
勉強法や参考書についての情報がちょっと調べればたくさんでてきます。
ですから、みんな「あっちのほうがいいのでは」「こっちのほうがいいのでは」と本当に優先すべき事項以外のことに時間を使ってしまっています。
できるようになるために必要なことは、理解と演習、そして反復です。
理解できれば、別にどの参考書でもいいし、塾で聞いても、友達に聞いてもいいのです。演習できればレベルさえあってればどれでもいいのです。
自分のためになることに時間を使いましょう。
時間は平等に与えられていて、有限です。
このことを忘れずに、目的を見失わないようにしてください。