• 教室トップ
  • 合格実績
  • 合格体験記
  • 職員紹介
  • 校舎紹介
  • お問い合わせ
高校生教室ニュース

大学入試改革に立ち向かう高校1、2年生へ

2019.06.15

高校1、2年生のみなさんへ

現在の高校2年生が大学受験を迎える2020年度には、大学入試改革が行われます。それに先立って私立大学定員厳格化による大幅な難化が進んでいます。

『要するに、英語が4技能で評価され、数学・国語に記述問題が導入され、さらに推薦・AOは名称変更され学力試験が必須になる。それと現在、定員厳格化によって私立大学入試がかなり難化しているんでしょ。』

と言葉が返って来そうなぐらい担任の先生や先輩たちに既に何度も聞いている内容かもしれません。

制度が変わってこれまでよりも受験が難しくなると何となく知ってはいても、そもそもどのくらい難しくなっているのかを認識できていますか?

また、大学受験の変化を見据えて、それに対応できる学力をつけるために学習に取り組んでいますか?

まず、大学入試改革、私立大学難化の要点だけ整理しておくと、

大学入学共通テスト(詳細はこちら

・2021年1月(現高校2年生の受験)より大学入学共通テストが開始
・英語:リーディング100点・リスニング100点に配点変更
・記述式の問題が導入
数学:各大学個別入試ほどの解答手順を問われるものではないが数学Ⅰの範囲から3題
国語:20~30字程度、40~50字程度、80~120字程度が各一題ずつ計3題
・他教科についても処理しなければならない文章量は格段に増加

英語4技能化(詳細はこちら

・民間の検定試験(ケンブリッジ英語検定、TOEFL iBTテスト、IELTS、TOEIC、GTEC、TEAP、TEAP CBT、実用英語技能検定)を利用して、4技能の評価
・2024年までは共通テストと民間の検定試験を併存、2025年からは民間の検定試験で一本化予定
・どの検定試験を受検すればよいかは各大学によって違う
・基本的には高校3年の4月から12月の間に受検した2回の成績を利用
(浪人生については前年の成績が利用可能かどうかは各大学の判断)

AO・推薦(詳細はこちら

・AO入試→「総合型選抜入試」、推薦入試→「学校推薦型選抜」へ名称変更
・従来の入試では不問であった学力評価、つまり学科試験が必須に
・試験実施時期が
総合選抜型…8月→9月    学校選抜型…10月→11月
と遅くなるので、結果を見てダメなら一般受験…が通用しにくくなる

私立大学難化(詳細はこちら

2016年度から始まった私立大学定員厳格化により首都圏の私立大学は段階的に難化しています。

この制度が始まったころは、『早慶に合格できる実力をもったレベルの生徒がMARCHに進学するようになってきた』との声が聞こえていました。

しかし、最近は、『早慶に合格できるレベルの生徒がMARCHに合格できなくなってきた』と言われているようです。面談を通して、保護者の方からもそのような声は多数ありました。

参考までに2016年度→2019年度の河合塾の偏差値の変化を見てみると、
慶應義塾大学商A方式65→65
上智文学哲60→62.5
青山学院大学法学B57.5→65、経営全学部60→65、理工経営システム55→57.5
東洋大学経済学部経済前英国地歴3教科50→57.5
國學院大學神道文化50→52.5
専修大学経営前A47.5→55
桜美林大学ビジネス3科40→47.5、リベラル3科40→45

センター利用入試の得点率では、
明治大学政経7教科79%→87%
成蹊大学経済3教科80%→85%
東洋大学国際観光学部前3教科79%→83%
日本女子文学部英文74%→84%

学部学科、受験方式等にもよりますが慶應義塾大学の商学部A方式と青山学院大学の経営全学部では偏差値だけで見ると、ともに65となっていますので慶應義塾大学と青山学院大学で偏差値の差が無くなっていることが分かります。

上に書いたものは一部ですが、首都圏の大学では偏差値は上昇傾向にあり、明らかに難化していることが分かります。

この私大難化に加えて高校1、2年生のみなさんは大学入試改革にも立ち向かわなければなりません。なぜ自分達だけがこんなにも厳しい受験を強いられるのかを考えてしまうほどの困難が待ち受けていることでしょう。

しかし、嘆いてはいられません。制度が変わるのであれば、それに対応する以外に大学進学の道はないからです。「大学には行きたいけど入学したばかりでまだ大学受験のことは調べていない。3年生になってから受験勉強を始めればいいか」では間に合わない可能性が大きいのです。

合格する方法が無いわけではありません。当教室では、私立大学難化以降も生徒たちは困難な状況に打ち勝ち、それぞれの志望校に進学していきました。

どこからスタートし、どのように勉強すれば大学入試改革・私立大学難化であっても志望校合格を掴むことができるのか、
受験や勉強に関して悩み事や心配事がありましたら、ぜひ一度つつじヶ丘個別学習会高校生教室へご連絡ください。

メールでのお問い合わせも受付中