AIの急激な進歩!子供たちの未来はどうなるのか?!
2018.05.29

子供たちの10年後はどうなるのか?!
さらに進む子供たちの読解力の低下!
AIは子供たちの仕事を奪ってしまうのか?!
日々劇的に進歩するAI。社会への導入は一気に進んでいる。新井紀子氏の著書「AIvs 教科書が読めない子供たち」では、AIの実際の能力の限界を示し「AIに支配される世界がやってくる」ことを否定している。AIにとっての困難は「読解力」であるようだ。しかしながら、AIに対し人が優位に立ちうる「読解力」が、小学生から大学生にわたり大幅に低下している実態を同書では明らかにしている。「教科書を読めない子供たち」が数多く存在しているのである。この本は、読解力のない人には極めて生きにくくなるであろう目前の社会に対する警鐘を鳴らす教育書である。さらに、今ある職業のおよそ50%がAIに取って代わられ、
しかも、
失われた仕事の代わりに新たな職業が生まれてきた過去の歴史が繰り返されない
ことも明らかにしている。 AIによって奪われた仕事量は、その後、人に還元されることはない。
塾という教育現場の中で進む子供たちの読解力の低下への実感は、著者の危機感を共有させる。
小中学生の子供を持つ親御さんにぜひ読んでいただきたい本である。