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中学受験の指導方法・学習方法 桐朋中学合格例 | つつじヶ丘個別学習会

2015.04.18

桐朋中学合格、合格体験記

ホームページ作成者から一言解説:
このページは桐朋中学に合格した生徒Nくんの合格体験記と塾長からのメッセージが掲載されています。塾長からのメッセージには中学受験の指導方法・学習方法についての知恵がたくさん詰まっております。中学受験のケーススタディとしてもご参考頂ければ幸いです。

桐朋中学合格体験記 N君似顔絵

桐朋合格の始まりは4年生の時でした。僕は小学校の成績があまり良くなかったので親のすすめで個別学習会に入りました。でもなぜか中学受験のテキストで勉強をしていました。中学受験のレベルではなかった自分が合格することができたのは先生方の指導があったからだと思います。
特に集中的に受けたのは算数と国語でした。算数はケアレスミスが多く、伸びるチャンスは大いにありました。だから、見直しを実践しました。そしてミスも減り成績もグンと伸び始めました。また、国語の記述が苦手で記述の指導をたくさん受けました。そのおかげで国語の偏差値が70になりました。そして総合の偏差値も上がり72を取ることができました。偏差値の推移も塾の近くの上り坂のようになりました。このような道のりをたどれたのも先生方の指導があったからだと確信します。
今の自分を作ってくれた先生方、本当にありがとうございました。

杉原塾長よりメッセージ

N君、桐朋中学合格おめでとう!
「中学受験は親の受験」といわれます。しかし、君は違いました。
夏の中旬から始めた志望校対策で、君は設定した過去問の目標点を時間内に確実に得点できるよう着実に苦手をつぶし、捨て問を見分け、総復習を交えながら行うという理想的な志望校対策の勉強を、君は自分自身で意識して行いました。立派な受験勉強だったと思います。お父様、お母様はあくまでも黒子の役に回ってしっかりと君を支えておられました。
夏以降、私が指示したのは、伸びきれない算数対策として何度も使った問題集を全問正解できるまで繰り返させたこと。過去問の理科対策を行ったこと。得意なはずの国語の成績が下降したため各科目の学習のバランスを修正したこと。こんなことでしょうか。場慣れのために栄東を受験したのも君の判断でした。

小4の初めに塾にやってきたサッカー小僧君が、状況を冷静に判断して受験勉強を組み立てられるようになったことに驚きと感慨を覚えます。
当塾で勉強を基礎から積み上げ、勉強のやり方を身に着け、そして小学生で早くも自立していく彼の成長の3年間を共にできたことをあらためて感謝いたします。

受験を見越した学習 – 入塾から小学4年生前半

小4直前の春期講習3月29日、それが塾での最初の授業でした。
その時の個別ノートがこれです。(当塾の当日の学習メニューと結果やコメントそして宿題を記入するノートです。)

個別ノート
↑クリックすると、大きなサイズでご覧になれます。

白地図、漢字・ことば、カケスピ(掛け算百ます計算)、国語の判定テストの解説と分析、
引き算、はなまるリトル算数3年

これが初回の授業のメニューです。
君が体験記に書いてくれたように、確かに君の通知表は算数も国語もBだらけでした。しかも、クラブチームに入ってサッカー漬の日々なので週2回の通塾が限度です。しかし、学力判定テストの結果やテストを受ける時の君の集中力を見て、私は可能性を感じました
最初から志望校を決めて塾に来る生徒N君のように最初は補習として塾にやってくる生徒、いろいろな生徒が当塾にはいます。そういった生徒それぞれの特性を考慮しながら私たちは彼らの勉強の道筋を考え出します。
3年生の復習から始め6年生までの学校の授業+αレベルを習得してから受験レベルにシフトする生徒もいれば、受験するしないにかかわらず、その子を伸ばすのに良かれと思えば中学受験レベルの厚みのある学習から始めさせる生徒もいます。
N君の場合は、体験授業とお試し授業を通して、彼の学力と対応力を計りながら、メイン教材に予習シリーズの予備本である「はなまるリトル3年生」の算数と国語を選択しました。
N君は後者が適当であると私が判断したのです。
さらに、彼はいずれ受験することになると確信もしていました。
4年生の5月7日、算数は「はなまる」を終え「4年の予習シリーズ上」に移りました。
それでも苦手な引き算の計算は継続しています。ちなみに7月13日、ようやくテストで満点をとって引き算を卒業しました。
白地図で日本の地理を覚えながら算数・国語の強化に重点を置く。これは、限られた時間しかない受験生を指導するときの私の基本方針です。
人の脳は最初覚えることが得意なようにできています。そして、年を経るにつれ暗記する能力は論理性に変化していきます。
若々しい脳を持つ小学校4年は地理を覚えるのにうってつけの時期なのです。
さらに、算数と国語の力が志望校のレベルにない限り、どんなに理社が得意であろうと合格はおぼつきません。
勉強時間が十分にとれない生徒や定着に時間がかかる生徒に対し、受験だからと言って、一斉塾のカリキュラムをまねた画一的な四科併行型の勉強は、消化不良を招き時間だけが過ぎ去っていくという危険性をはらんでいます。算国が志望校のレベルに近づいて理社に力を入れ始めることは高校受験・大学受験に共通の常識です。

受験準備 – 小学4年生後半から小学5年生

8月1日、国語も「はなまる」を卒業し、予習シリーズではなく新中学問題集の受験用の国語教材「ステージⅠ」に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その後淡々と日々のノルマをこなし5年になるときには6年の漢字が終了し、受験用の出る順漢字に移行しました。彼は自分の勉強のペースを身に着けたようです。
白地図を終え、理社も予習シリーズの4年の上から始めました。週2回なので理社を入れる時間がありません。進行状況の把握とわからないところの解決だけに絞り、塾では算数と国語に力点を置きました。
5年生になり首都圏模試の5年生シュミレーション模試を受け始めます。
模試結果1

受験期 – 小学6年生

6年になってお父さんお母さんといろいろな学校を見学に行き、広々とした校庭のある桐朋中学を気に入って、そこを目指す勉強が始まりました。
サッカーも休み彼の心が燃えてきました。

最後は日曜日に大手の桐朋コースに通いました。私の塾で十分合格できると思っていたので表には出しませんが内心複雑でした。
模試は四谷と首都圏と桐朋コースを受けていました。

模試結果2
と初めて偏差値が70UPし、彼に対してはあまり誉めない私も「よしっ!」と彼の肩をたたきました。

模試は自分の弱点を見つけるためのもの」と普段はそう考え、生徒にも同じようにいってはいますが、やはり学力を一定の精度で公平に測る物差しではあります。
模試の結果が良いにもかかわらず過去問では取れない人は結構います。基礎はできているわけですから過去問研究によって志望校の問題に対応する力、アウトプットのやり方、問題を解く順序、捨て問の判断などの作戦を身に付ければ大方対応できるようになります。
それでも芳しくない場合は、問題の傾向に合わないと判断して志望校の変更を決断します。
また、模試の結果が悪く過去問では合格ライン以上という場合は、何かあると感じます。

2月2日、君は「受かりました」といいながら合格証を取り出しました。満面の笑顔が輝きました。そして、もとのサッカー小僧、失礼、サッカー少年の顔に戻っていました。

その他の合格体験記←はこちらでご覧下さい。

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