明治大学理工学部学部別入試 物理 傾向と対策
2023.10.04

偏差値・逆転! 物理一口アドバイス
調布の塾 つつじヶ丘個別学習会高校生教室が 明治大学理工学部(学部別入試)の物理の特徴と対策について解説します。
明治大学理工学部を志望している方は、ぜひ参考にしてください。
明治大学理工学部(一般選抜入試)の試験科目は、外国語、数学、理科です。
外国語や数学は中学校から習うのですが、物理は本格的には高校に入ってからの科目です。
しかも、全範囲を習い終えるのは、夏休み以降という高校が多くあります。
そのような状態では、「過去問を見てもよく分からない」となってしまうでしょう。
少しでもそのような受験生の参考になればと思い、 今回は物理について分析をしてみました。
試験時間は、例年80分です。
大問が3題出題されます。
一部、記述問題を含みますが、ほぼマークシート方式です。
物理3題、化学3題から任意の3題を選んで解答できます。
出題分野については、
【A】:力学
【B】:電磁気
【C】:波動 OR 熱力学
からの出題が続いています。
(【C】問題は波動より熱力学の可能性が高い。2020年度には【C】問題に一部、原子分野からの出題がありました)
力学分野では、
円運動や単振動が頻出です。また、2物体も運動など受験生が敬遠しがちな問題が出題されます。
電磁気分野では、
コンデンサーやコイルを含む回路の問題がよく出題されています。
波動分野では、
音や光、正弦波の式など様々なところから出題されます。
熱力学分野では、
波動と同様に様々なところから出題されます。ただ、熱力学分野は力学や電磁気分野に比べ単元自体の分量が少ないため得点源になるくらい演習を積んでおきたいところです。
原子分野からの出題が無いとは限りませんので注意してください。
過去15年では、2020年度を除いて原子分野からは出題されていません。
時間がない受験生は、出題されるかどうかわからない原子分野より
力学・電磁気の学習を最優先に考えるべきでしょう。
波動と熱力学は半々で出題されています。
しかし、交互に出題されているわけではありません。
そのため、両方の分野を勉強しておくべきでしょう。
記述問題は、
例えば2023年度
【A】:力学から力学的エネルギー保存則からばね定数を求める問題
【B】:電磁気からは電場が物体にした仕事を求める問題
が出題されています。
例年、文字式を空所に補充する問題です
マークシート方式の問題は、
多いもので9つの選択肢から選ばなければなりません。
例えば、
①L/2λd ②L/λd ③2L/λd
④λL/2d ⑤λL/d ⑥2λL/d
⑦λd/2L ⑧λd/L ⑨2λd/L
のような選択肢です。
これは大問の3つ目の問いの選択肢で
1つ目と2つ目の問題に正解できていて、かつ
正確な計算力がなければ答えにたどり着けないようになっています。
さらに、自分が出した答えは通分していないが、
選択肢の答えは通分されている場合もあるでしょう。
この場合記述問題ならば正解かもしれませんが、
マークシート方式の問題では
式変形をして選択肢の形にしなければ正解を選べません。
ここでは、時間を取られる可能性があります。
そのため、正確な計算力に加えてスピードも要求されます。
当然、ヤマ勘で合格点をとることは難しいでしょう。
上記のことを参考にして合格を目指してください。
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