理工の英語は大問1つ!!明治大学理工学部学部別入試 英語 傾向と対策
2023.10.05
偏差値・逆転! 英語一口アドバイス
調布の塾 つつじヶ丘個別学習会高校生教室が 明治大学理工学部(一般選抜)の英語の特徴と対策について解説します。
近年は多くの大学で超長文化が進んでいます。その長文が読めないから「長文をたくさん読んで、できるようにしたい」は少々無理があります。単語や文法をしっかり暗記しその武器を適切な形で使用できるかを練習するために長文を読まなければ、時間の無駄遣いに終わってしまいます。何事にも事前知識や準備は必要で、いきなり実戦練習だけをやってはいけません。大前提としてそれを頭に入れたうえで、敵に勝つためには分析が必要となりますので、
明治大学理工学部を志望している方は、ぜひ参考にしてください。
試験時間は、例年60分です。
明治大学理工学部の最大の特徴は、
大問が1問しか出題されないことです。
2問出題された年度もありますが、2013年度以降は1問の出題です。
明治大学の他学部や多くの大学のように
①文法・語彙問題
②会話問題
③読解問題
④読解問題
⑤英作文問題 など
のような形式ではありません。
2013年度以降、1つの長文を読み小問30問程度に答える形式です。
ここ5年の長文の主題は、
2023『水族館の清掃員とタコの秘密』
2022『一通の手紙が2人の人生を変えた』
2021『地球の未来に希望を持つ私たち』
2020『ホワイトハウス後の生活』
2019『内向的な冒険家のジェシカ』
となっており、様々なものが選ばれています。近年は物語文やエッセーのようなものが多く出題されています。
見開き2ページから2ページ半程度の文章(他学部含め明治の長文は長い)を読み、
空所補充、内容真偽、英文和訳、整序問題・・・多様な問いに答えなければなりません。
全体としては、内容に関する選択問題が多く見られます。
大問がいくつか出題される大学を受験する場合には、人によって
『大問1は捨てよう』『大問2の自由英作文は後回しにしよう』など人によって作戦は違うことでしょう。
しかし、明治大学理工学部の英語は大問が1つしか出ないため、長文の内容がつかめなければ英語で合格点を取ることはできません。
合格点をとるためには、まず語彙力はかかせません。
同意語・反意語・派生語を選択する問題、適語選択問題や空所に英単語を記述する問題も出題されます。
そのため意味はもちろん、正確にスペルもかけなければなりません。
「文脈上最も適切なものを・・・」といった問いが多く長い文章を読み飛ばして正解することは難しいでしょう。
また、
2018年度は「本文で言及されていないものを選びなさい」
2017年度は「本文の内容に合致しないものを選びなさい」など
すべてを正確に読み取らなければ答えにたどり着くことができない問題もあります。
そのような問題が、様々なジャンルの文章から出題されるため、準備段階でも様々な文章に触れる必要があります。
しかし、まずは単語量(派生語にも注意)を増やし、基本的な文法事項の定着をはかりましょう。
準動詞や関係詞などの理解に加えて、助動詞や前置詞(byとuntilの違い)もしっかり覚えておきましょう。
空所補充では、使役動詞の理解や接続詞の意味も要注意です。
挙げればキリがありません。繰り返しになりますが、文法事項はきちんとおさえておきましょう。