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高校生教室ニュース

高校1年生諸君!危機感を持とう!!高校受験と大学受験は違う!!

2023.12.02

入学から半年以上が経ち、定期テストもありましたが、思い通りの成績はとれているでしょうか。

勉強をしたはずなのに中学と違ってなかなか点数が思うように取れない、勉強の仕方が分からない、といった方や、このままで大学受験に間に合うのか心配している方に向けて、お話をしていきます。

 

1⃣ 高校と中学の学習の違い

まず学習する科目の難易度が違います。そんなことは知っている!と思うかもしれませんが、具体的にどう違うのか、分析してみましょう。

⑴各科目の専門性の深さ

理科と社会を見てみましょう。

理科は中学校では「第1分野・第2分野」を学習しましたね。高校ではそれが「科学と人間生活・物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎」にわかれます。さらに、国公立文系を受験したい学生や理系に進む学生は物理・化学・生物・地学のいずれかを選択していくことになります。(国公立文系受験生は基礎科目2つでも可)

社会は中学での学習は「地理的分野・歴史的分野・公民的分野」だったものが、高校では「地理総合・歴史総合・公共」となり、発展科目として地理探求・日本史探求・世界史探求・倫理・政治経済となります。

必ず学校で履修しなければならない科目は理科では「科学と人間生活+基礎2科目」または「基礎3科目」、社会では「地理総合・歴史総合・公共」となります。それに加えて受験する大学に応じて発展科目を選ぶ必要があります。

各科目・各単元ともに細分化されていく上に、理科の基礎科目や社会の総合科目・公共は高校1・2年生のうちに授業が終わります。授業スピードも上がっていくことになります。

今までと同じ感覚で勉強していてはついていけなくなることが多くなるでしょう。

日々の予習・復習に少しずつ時間を割き、テスト前に慌てて着手することを減らす取り組みが必要です。

 

⑵習得しなければならない知識が多い

例 英単語の学習量

中学:1600単語 高校:3000単語

在学中に習得するべき単語数が、同じ三年間でもかなり違います。

そして、気をつけなければいけないのは、中学1600語・高校3000語ではなく、中学1600語・高校(中学の)1600+(高校の)3000=4800語(重複や派生語ももちろんありますが)ということです。もちろんこのことは単語のみならず文法などにも言うことができます。

例えば、高校英語で、(中学1年で学習する)I am a student.が分からなくても先に進めるということはあり得ません。中学で学んだことを土台に高校の学習は進みます。ゆえに中学時代に苦手であった科目は勉強法を変えて中学内容から取り戻さないと苦手なまま、ということがあり得ます。急にできるようにはなりません。

 

≪まとめ≫

高校に入って各科目の専門性が上がるということ、そして高校での学習の根底には中学内容の理解が不可欠であることが高校での学習が難しくなったり、急に点数が取れなくなったりすることの原因です。これを解決するためには夏休みや冬休みといった学校の勉強が進まないうちに、以前の復習と、学校の学習に追いつく学習プランを立て、実行することが重要です。部活動、委員会、文化祭準備、旅行や趣味・・・にとっても長期休みは重要なことは承知しています。ただそれらと同様に、(大学受験のことを考えれば)もしかしたらそれ以上に受験勉強にとっては長期休みはかなり重要になります。

 

2⃣ 大学受験と高校受験の違い

一般的には高校受験より大学受験の方が難易度は高いと言われます。

高校受験とは違い、現役生だけでなく浪人生がいる点、人気大学に受験者が集中する点(高校受験では高くても倍率4倍程度ですが、大学受験では倍率10倍超もあります。)、そして入試制度の多様さが挙げられます。

大学受験では情報が重要です。少しでも自身に適性のある入試形態で受験に臨むことが、逆転合格達成の確率を高めます。

では、大学受験の入試形式と、高校入試の入試形式を比較してみましょう。

〇大学受験の形式

  ➀一般選抜 国公立:~6教科8科目 私立:1~5科目、小論文など 学科試験が多い
大学受験 ➁学校推薦型選抜 評定平均、志望理由書、小論文などの事前提出課題、面接など
  ③総合型選抜 志望理由書、学科試験、小論文・作文、面接など

高校受験は主に国公立、私立ともに3~5教科の一般受験と調査書、面接、作文・小論文などの推薦入試がありましたね。それに比べ大学受験では入試形式が多様であり、必要な科目も大学や入試形式で大いに変わります。
※学校推薦型選抜や総合型選抜に関するより詳細な記事はこちら
その中で自分にはどういう受験に適性があるのかを考え、対策していくことが必要になります。

➀一般選抜の必要科目は高校入試では3~5科目、大学入試では1~6教科8科目と幅があります。単純に教科が少なければ難易度が下がるというものでもありません。1教科にかける時間が多くなるので、科目が少ないほど合格点は高くなる傾向があります。

一般選抜にも共通テスト利用、学校の個別試験、共通テスト+学校の個別試験など、大学によって何種類かの形式があります。

科目が少ない受験を目指す方は受験に使用する科目を早くから決定し、より多くの時間をかけていく必要があります。一方科目が多い受験形式を利用する方は志望大学の共通テストと個別試験の配点割合などから早期から重点的に学習しなければ間に合いません。

➁総合型選抜(旧AO試験)では志望校の早期決定、小論文対策、オープンキャンパスへの参加、そして志望学科での専攻に対するある程度の興味・知識が必要です。これも一朝一夕では身につかないものですので、可能な限り早い段階から活動を開始しなければなりません。

③学校推薦型選抜(指定校推薦)は言うまでもなく高校1年生からの対策が必要になります。推薦を受けるためには高校1年生~高校3年生1学期までの成績の平均(評定平均)が必要ですから、高校3年生で思い立っても間に合わない可能性が高くなります。

 

加えて、一般選抜以外の形式で受験をする場合にも一般対策は不可欠です。

総合型選抜の合格発表は11月以降、学校推薦型選抜の合格発表は12月以降となっておりますので、不合格となった場合にそこから一般選抜の対策を開始しても間に合わせることは難しいでしょう。

 

3⃣ 最後に

専門性が高くなり、学習量も増えるせいで高校の学習内容は急に難しくなります。それを確実にこなしていくには、中学までの学習がしっかり身についているかどうかがカギになります。当つつじヶ丘個別学習会高校生教室では、生徒の一人一人ができない個所を特定し、学年に関わらず今一番勉強するべき点をこなしてもらいます。高校三年生でも苦手な科目に関しては中学内容まで戻ることもあります。

特に季節ごとの講習が学習の遅れを取り戻す絶好のチャンスです。通常時に学校の勉強と塾の勉強を平行することは、部活などとの兼ね合いもありなかなかできないと思います。冬休みなどは、宿題は出るでしょうが単元は進みません。その間に遅れている科目はしっかり追いつき、進んでいる科目はより理解を深めていきましょう。

学年が上がると部活や委員会がさらに忙しくなります。そしてそれらを言い訳にして勉強を後回しにし、ひとつの武器もないまま高3に突入しても受験が上手くいくはずがありません。多様化する入試形態や一部大学への人気の集中、そういった現状を乗り越えて第一志望に逆転合格するためには、早期からの準備がとても重要です。

どこから始めたらいいのかわからない、正しい勉強法を身に付けたいという方はぜひ当つつじヶ丘個別学習会高校生教室までご相談ください。

 

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