マーク模試 偏差値上がってきてますか?
2018.11.09
11月に入りましたので、ほとんどの受験生が受けているマーク模試について書きたいと思います。
1番大事な科目はなんといっても英語です。
英語では絶対負けられません。負けたら即不合格というくらいに英語の合格最低点は上がっています。
そこで英語のマーク模試を受けた後にチェックすべきことを書きます。
それは
大問3から6まででどれだけ点数を稼げているか
どうしてかというと、模試はあくまで模試です。点数が高ければ自分の志望校の合格の目安になるかというと一概にはそうとは言えないので、入試で一番重要な長文を解く力がついてきているかを測るには大問3から6のできを重要視しなければならないからです。
特に大問6はセンター特有のくせが少なく、内容も極めて一般的です。10月末の河合のマーク模試でも第6問はジョークの話でしたが、非常に論理的な評論文でした。
どの大学で出てもおかしくないような長文です。
正しい勉強(単語、読むための基礎文法、英文解釈)を継続してきた人は第3問から第6問で点が取れるようになってきているはずです。
大問1,2はまったく気にする必要はありません。
3から6ができるようになった人は今から文法のアウトプットに入り、テキスト(ネクステ、スクランブル、ヴィンテージなど)を周回すれば文法問題の点数は伸びてきます。これは短時間でもできることです。
ですが、長文をしっかり読めるようになるには短時間ではできません。
しっかり時間をとってやってきたことが今になって効果が出始めるのです。
当塾でも英語が苦手な生徒が中学文法からやり直し、マークの偏差値も50を超えてきました。立派です。
偏差値50が立派というわけではなく、英語が苦手で偏差値40あるかないかの生徒がしっかりやり直しをして、受験生平均を超えてきたのが立派ではないですか。きっちり言われた通り第3問から6問までで点数が稼げてますので、最終的には55から60くらいまでが目指せる状況です。
こうなればあとは志望校対策に入り、志望校の傾向に合わせた演習ができます。
他の英語が苦手生徒も第6問は受験生平均を超えてとってきてくれるようになってきているので、私大が第一志望の生徒はそれだけで少し安心できます。
グラフ問題や不要文削除問題は私大に出る確率は極めて低いので、多少そこが苦手でも無視できます。
後は受験科目全体のバランスを変えていってどう合格最低点を超えるか考え、演習していき志望校合格を目指すのみです。
センターが重要な生徒でもグラフや不要文削除が苦手でもしっかり長文が読めていれば、教えることは決まっているので焦りません。
グラフ問題であれば、必要な表現を知っているかの確認をし、不要文削除ならこういう感じで読むとできるよといったことをアドバイスするだけで問題はなくなります。
最後に時間が足りないという人にアドバイスです。
長文を早く読めないと悩んでませんか。
読むのが遅いから間に合わないと思ってませんか。
まずやるべきことは発音、アクセント、文法問題に時間をかけないこと。
次に自分が使っている単語帳の単語の意味をそれぞれ1秒以内に出てくるようにすること。
この二つを意識してください。
文法問題1つに1分くらい使ってしまったら、20分くらいかかってしまいます。
1問30秒以内で解いてください。
単語はあやふやで何秒もかかって出てくるようでは、使えません。
そんな考えなきゃ意味が出てこない単語が何個もあったらそれだけで5分くらいすぐ使ってしまいます。
みなさん感じている通りセンター試験での5分は命取りです。
上の二つがクリアできたら、後は解き方だったり長文の読み方にシフトしていけばオッケーです。
今回は英語に特化して話をさせていただきました。
模試は判定が大事ではありません。
中身が大事です。
できていないところをしっかり判断し、それを的確に潰していきましょう。
高校生のための塾・予備校 三鷹個別学習会 前山