東京農業大学過去問題分析 英語編2018
2018.08.04

2018年度東京農業大学(東京農大)英語入学試験(2018/02/06実施分)の分析です。
大問は5問構成、全問マークシートで合計30題、試験時間は60分です。
2010年以降、上記の形式は変わらずに来ています。
大問1:長文読解 (設問形式)
大問2:長文読解 (適語穴埋め形式)
大問3:文法問題 (適語穴埋め形式)
大問4:語彙問題 (会話・質問形式)
大問5:語彙・読解問題 (文脈を読み取る形式)
各大問の構成は例年通りでした。
〇大問1 (5問)(393words)
長文読解は「科学を学ぶことが及ぼす効果」をテーマにした問題でした。
専門的な知識の有無に左右されない、幅広い受験者層に配慮した問題であると言えるでしょう。
段落ごとのTopicとしては、
・“Science”の語源
・科学と哲学の歴史的なかかわり
・科学を研究する意義
・科学的な定理が成立するまでの過程
・科学が育む思考法
という5段落構成になっていました。
〇大問2 (10問)(296words)
長文空所補充は「植物のある初冬の風景」をテーマにした問題でした。
こちらも植物をテーマにしつつもあまり専門性の高い内容には触れておらず、受験者への配慮が窺える出題でした。ただ、この文章は詩的な表現が多く、全訳をしようとするとかなり難しいように感じました。
空所補充としては前後関係の見極めをし、文章が示す風景を思い浮かべることができるかどうかが焦点になるでしょう。
〇大問3 (5問)
空所補充型の文法問題です。
5問中3問は空欄に当てはまる表現を、2問は空欄2つに当てはまる表現の組み合わせを答える形式でした。
今回の問題で問われていた主な文法事項としては、
・分詞構文
・比較
・関係詞
・仮定法
が挙げられます。いずれも農大に限らず、文法問題としては随所に見られる分野です。問われている内容も決して奇をてらったものでないので、基礎から文法をしっかり身につけることで対応していきましょう。
〇大問4 (5問)
様々な質問に対し、最適な単語や表現を答える問題です。
今回の試験での内容は、
・単語の説明を見て当てはまる単語を答える
・会話文から人物の職業を答える
・例示された単語の組み合わせと同じ関係になるように単語を当てはめる
・英文の質問に適する解答を選ぶ
・バラバラにされた文章を正しい順番に並べ直す
の5問構成です。
動詞がどの主語と結びついているのか、代名詞が表すものは何であるのか注意して、注目すべき関係を意識しながら読んでいくと解答時間の短縮につながるでしょう。
今回も計算を要する問題が出題されました。分数などの数字を英語でどのように表すか分からない受験生は復習しておきましょう。
〇大問5 (5問)
大問5は例年通り二つのパートに分かれていました。
(1) 示された日本語に対応する英文の空欄に当てはまる表現を答える問題
(2) 示された会話文の空欄に当てはまる英語の表現を答える問題
どちらの問題も日本語が示されているので、それを参考にしながら答える形になります。
特に(2)は会話文特有の表現を問われることが多く、それを知っているかどうかが焦点になります。
◎2017年度以前との比較
特段の変更点は見られず、来年も同様の形式で出題されることが予想されます。農大も農学というジャンルの研究、学習のバラエティがより一層多岐に渡るようになってきた影響か、入試問題に専門的な知識を導入することは減ったように思います。しかし、動植物に関連したテーマは依然としてよく出てくるので、単語の学習の際にも特に理科に絡みそうなキーワードはチェックしておきたいところです。
また、これは大学受験全般(特に私大)に見られる傾向ですが、近年の文章の傾向として、より軟性な文章(堅苦しくないという意味で)にシフトしているように感じます。最近の模試でもads(advertisingsの略)という語を見かけました。おそらく単語帳でここまでフォローしているものはまずないでしょうが、インターネット広告などで見かけることはあるので、勉強として英語を学習している時だけでなく、アンテナを常に張るよう心掛けておきましょう。
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