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国語の指導、読解力について センター国語23600文字

2019.05.25

個別学習会では国語力を大切にしてきました。

国語力というのはもう少し言い換えると文章を読んで理解するという読解力です。

当塾では入塾前に必ず現有学力の確認のために判定テストをさせていただきますが、その中で現代文の読解も必ずチェックさせていただきます。

最近生徒の中で多いのは、文章にやたらと線を引いたり、接続詞に印をつけている人です。

そのやり方が完全に悪いわけではないのですが、中には文章理解を優先せず、線を引くとか印をつけるというその作業自体がメインになってしまっていると大きな問題になります。

私が見てきた中で、現代文ができるという生徒は基本あまり印をつけたりしません。
文章理解を優先し、この文章は何を言っているのか、この段落は何を言っているのかと、自分で読み解いていきます。

私も指導の現場で現代文ができない生徒には、テクニックや設問の解き方より先に、その文章は何が言いたいのかを細かく読めるようなることを優先します。

文章で何が言っているのかわかれば、設問は解けるようになります。

そして、中学生のときはできていても、高校生で現代文が苦手できなくなる生徒も結構います。

要因は2つ。

まず一つは語彙力が足らなくなり、読める文章のレベルが高校内容まで到達していないというものです。
語彙力というものは文章の表現になくてはならない要素です。

語彙が豊富な人は文章をいろいろな表現で書けます。

入試の文章も一緒です。難しい語彙、表現を読み解き文章を理解していくのです。中学生から高校生になり語彙力がついてなければ、その分文章は読めなくなっていきます。

2つ目は読むスピードです。
これは普段圧倒的に文章を読む量が少なくなってきているのが大きな理由でしょう。
学校から配られた教科書ですら、わからなければ漫画が載っているわかりやすい参考書で代替できますし、今では映像でわかりやすく授業しているものもネット上にたくさんあります。

文章を読もうと思わなければ、かなり避けて通れる時代になっています。

しかし、それは逆に自分の文章の読むスピードを遅くします。

現行センター試験2018年は国語は23600文字でした。

何もしてない人は平均で1分500文字前後のスピードです。
読むだけで47分かかります。
解くのは33分で足りますか。

もちろん足りません。

日ごろからしっかり文章に触れさせなければ、読むスピードはあがりません。

中学はできていたなという人はしっかりこの2つの原因をつぶしてください。

前から苦手だという人は早めに読解というものに取り組んでください。

特に1,2年生!
今の入試よりさらに読むスピードと読解力が問われます。

それも国語だけではなく全科目です。

自分の国語力、つまり読解力に目を向けましょう。

入試改革により問題集が解けるだけでは思うように点数がとれない時代がきます。

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