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夏、何をするべきか(大学受験・古典編)

2017.07.08

前回に引き続き、夏の間にこなしておくべきことをお伝えします。
今日は古典(古文・漢文)についてです。
学生時代、私も苦手としていた科目なので、当時を思い出しながら書いていきたいと思います。

 

①総論
古典の特徴として挙げられるのは、出展が現代文よりも限定される、というところでしょうか。
何せ「古典」なので、新しい文章が出てくることはまずないわけです。
また、国語だからと言って現代文と同様に考えて、同様に勉強することができるわけでもありません。
夏の間は古文の文法、特に活用語(用言、助動詞)の変化と意味を理解するのが最優先となります。

 

②古典は外国語だと思え!
学生だった頃、私は「古典って昔の日本語だから何とかなる」という根拠のない思い込みを持っていました。
今にして思うと、それは大変な思い違いでした。
古典の勉強の仕方は国語よりもむしろ英語に近い、外国語を学ぶような感覚で挑んだ方がやりやすいでしょう。
まずは文法(漢文なら句法)、単語(漢文では漢字の意味)をしっかり勉強することが必要です。
闇雲に文章読解をしようとしても理解が追い付かず、苦手感をより一層募らせてしまうことになりかねません。
また、漢文のベースは当時の中国語なので、やはり外国語的な認識で問題ないと思います。

 

③現代の常識が通用しないのはよくあること
古典、特に古文を読んでいると、不可解な出来事によく遭遇します。
現代の習慣からするとおかしいと思えることも、当時の文化としては当たり前だったりすることはよくあります。
ジェネレーションギャップ、と言ってもいいかもしれませんね。
例えば、「垣間見」というのも現代視点で考えるととても良いこととは思えませんが、当時の貴族文化としてはよくあることでした。

 

④言葉の切れ目を見破れ!
これは読解問題の共通事項でもありますが、言葉の切れ目を認識することは重要な要素となります。
そのために、文法事項の学習がとても重要になります。
特に古文は基礎知識が不足していたとしてもある程度読むことができますが、現代語と同じ単語であったとしても別の意味に捉える単語も多くあります。
なので、やはりまずは文法と単語をある程度押さえて、「現代文とは違う」ということを理解してから読解に入るべきでしょう。

 

2017/07/08 副室長 瀬戸

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