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法政大学 T日程(2教科受験) 国語 傾向と対策 【現代文編】 

2018.06.17

オンライン個別指導!

大学受験 大学別学部学科別 傾向と対策

法政大学編第1弾
学生の間で超人気である、法政大学のT日程の現代文についてお話しします。

T日程とはいわゆる全学部入試で2月5日に一斉に行われます。2教科受験というMARCHの中でも数少ない受験システムなので、受験生を多く集めています。当つつじヶ丘個別学習会高校生教室でも塾生がこのシステムを使って法政大学に進学しています。ただし、学部学科によって必須科目と選択科目が異なりますので注意してください。

そのうち国語(しかも現代文のみ)で受験できる学部は

法学部、文学部(地理学科を除く)、経営学部、社会学部、国際文化学部、人間環境学部、 現代福祉学部、キャリアデザイン学部、GIS(グローバル教養学部)、スポーツ健康学部 です。

出題は基本的に現代文のみで、古文漢文が独立した大問で出題されることはありません。

但し、文学部の中で、

・唯一、日本文学科だけ古文漢文が独立の大問で出題される。

という制約があるので気を付けましょう。

試験時間

日本文学科以外 60分 日本文学科 90分

 

大問別の出題構成は以下の通りです。

大問1  国語常識
大問2  現代文
大問3  現代文
※大問4 古文
※大問5 漢文
※…文学部日本文学科のみ

以下、出題の種類ごとに傾向と対策を紹介します。

大問1 国語常識
・傾向
漢字、語彙・文法、四字熟語、故事成語、慣用句、ことわざ、文学史など出題されます。
漢字は読みも書きも問われます。読みに関しては常用漢字外の相当難しいものも問われますが、書きは標準的です。語彙・文法では敬語法や漢字の意味、言葉の使い方が問われます。

・対策
漢字に関しては市販の漢字問題集を一冊仕上げましょう。漢字の書きに関しては漢字検定2級程度の学習がしっかりできていれば問題はないです。『金の漢字』(水王舎、出口汪)や、『生きる漢字』(駿台文庫、霜栄)がおすすめです。特に後者は四字熟語や慣用句の練習もできます。

すでに漢字の問題集を持っている場合でも、漢字の意味が記載されているものでないならば、必ず意味が載っているものを用意してください。そうすることで漢字だけでなく語彙の問題にも対応できるでしょう。その他の文法や文学史に関しては、学校で配布されている常用国語便覧で学習しましょう。

大問2、3 現代文
・傾向
評論文2題の構成の年度が多くなっていますが、2016年度に小説が1題、また過去には随筆の出題もありますので、どんな文章が出ても読解できる実力を身に付けましょう。現代文の評論では主に人文科学系、特に文化論や思想に関するものが出題されています。この文化論において、文学部日本文学科以外では単独で出題されない古文「和歌や短歌」で出題されています。

かなり抽象度の高い文章が出題されることにも留意してください。

設問はほぼマークシート方式ですが、例年1題(2013年度のみ2題)は30~50字程度の記述式の問題が出ています。記述式の問いは内容説明が主ですが、主旨を問う問題も出ています。2017年は出題がなかったが、段落の構成を問う問題が頻出なので注意が必要です。他にマーク形式では内容説明、空欄補充、内容真偽の出題があります。

・対策

日本文学部以外は前60分で3題、日本文学科は90分で5題解答しなければなりません。全体の難易度を考えると、時間がかなり厳しいです。

加えてT日程は合格最低点が相当高くなっており(2018年度 国語が使える学科の合格平均得点率は71.36%)、すべての設問に手を付けなければ合格が遠のいてしまします。

本文の内容も難しいので、正確に読み解くにはまず現代文読解で必要となる用語の習得が必須です。現代文用語集を単語帳のように覚えていけば十分です。学校で配布されていればそれを仕上げてください。もし配布がなければ『頻出現代文重要語700』(桐原書店、伊原勇一)や『新現代文単語』(いいずな書店、夏苅一裕・三浦武)を購入して学習しましょう。

演習の際は、必ず時間を計って取り組みましょう。

私大向けの問題集を1冊用意し、解く時に段落分け・要旨要約をするなど傾向に沿った対策が重要です。解答解説の貢に本文の主旨・要約などが記載されているものが良いでしょう。例えば『入試現代文へのアクセス』シリーズ(河合出版)は、段落の要旨や筆者の主張の図解が載っており、読解できたかどうかを復習チェックすることに向いています。ジャンルに関しては評論ばかりやるのではなく、小説や随筆などにも取り組みましょう。

 

以上で法政大学 T日程 国語(現代文編)を終わります。 日本文学科の【古文・漢文編】はこちら へ。

(文系担当 永野)

 

今後も、各大学の学部学科の出題傾向やその対策について、個別学習会の判断と対策法をこのホームページ上で公にいたします。受験生の皆さんにとって少しでも利益になるよう心して発信をいたします。受験生の皆さん!頑張って下さい! 特に、浪人されている方は「現役」のつもりで受験勉強してください。

E判定は合格する可能性がある。A判定S判定は不合格になる可能性がある。

現在のご自分の受験勉強状況、問題集の使い方、やる物、やる時期など、受験勉強・受験指導に対して少しでも不安を感じていらっしゃる方はいつでもご連絡ください。
できるだけ貴方の現状に応じた対策をより的確に誠実にお答えいたします。

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