つつじヶ丘個別学習会の日大付属校基礎学専科

現在、日本大学には全国26校の付属高校が存在し、各高校から日本大学に内部進学することができます。その選抜方法として①基礎学力到達度テストと②付属特別選抜があります。
当教室(つつじヶ丘個別学習会高校生教室)でも、毎年多くの生徒が日本大学への進学を達成しています。昨年度の令和4年も7名が受験し、全員が第一志望の学科(法律、史学2名、経済、放送、獣医、バイオサイエンス)のセレクションを通過しました。→これまでの日本大学進学者一覧はこちら
①の基礎学力到達度テストに焦点を当てて、当教室でのアプローチを紹介いたします。

【目次】
1.基礎学力到達度テストの概要
 1-1.実施時期 1-2.出願条件 1-3.選抜方法
2.基礎学力到達度テストで目標点数を取るために
 2-1.継続した学習 2-2.苦手を克服
3.基礎学力到達度テストに必要な基礎的な学力とは
 3-1.国語 3-2.数学 3-3.英語
 3-4.当塾で基礎的な学力を学んだ結果
4.つつじヶ丘個別学習会高校生教室の基礎学力到達度テスト対策!!
 4-1.基礎的な学力養成
 4-2.目標点・生徒ひとりひとりの得意に合わせた独自カリキュラム
 4-3.適切な演習・復習

◎基礎学力到達度テストの概要

全三回の試験の合計得点で日本大学に進学できるかどうかを判定します。

〇実施時期

①高2年4月 ②3年4月 ③3年9月 合計
 国語20  国語20  国語60  100
 数学20  数学20  数学60  100
 英語20  英語20  英語60  100
             選択100 100
※高校1年生でも4月に基礎学力到達度テストはありますが、点数は進学に影響しません。

この配点は素点(自己採点の点数)ではなく標準化点(偏差値)での得点となります。
標準化点の公式
標準化点=50+[{(得点)-(平均点)}/標準偏差]×10
各試験では各教科100点満点ですが、2年4月と3年4月は20%ずつ、3年9月は60%に圧縮されて通算100点満点となります。

〇出願条件

四年制の学科のほとんどは上位80%まで、短大は90%までに入っていないとそもそも出願すらできません。かといって、ギリギリの点数で出願しても各学科の最低点に届かない可能性が高いです。

〇選抜方法

各テストの合計点のうち、点数が高い人の第一志望から判定していきます。
一人あたり第三志望まで提出できます。出願は最終試験の結果(標準化点)が発表されてからになりますので、得点と過去の合格最低点などを見比べて、志望を変更することができます。一回の募集で定員を充足できなかった学科では追加募集がありますが、大多数の学科は一回目でほぼ募集終了となります。
基礎学力到達度テストの標準化点の順位が優先されるので、250点の生徒の第三志望学科と240点の生徒の第一志望とでは、250点の生徒が優先されます。

 

◎基礎学力到達度テストで目標点数を取るために

〇継続した学習

普段はほとんど勉強しないけれど、定期テスト前には部活を休んで対策する!といった勉強法が染みついている場合は要注意です。基礎学力到達度テストは出題範囲が定期テストの比ではありません。それまでに学習した全範囲が出題されます。さらに、(多くの私大の一般選抜が理系なら英数理、文系なら英国社で受験できるところ)、基礎学は理系なら英数国理、文系なら英数国社と教科数も多くなっています。日々新しく学習するものをしっかり習得するとともに、以前学習した内容から自らに足りない部分を復習していく計画性が非常に重要になります。定期テスト気分で臨むと99%失敗します。

〇苦手を克服

基礎学力到達度テストは標準化点での判定となりますので、得意科目1教科で他をカバーする、ということが非常に厳しいです。
例えば、平均点を50点、標準偏差を20点とすると…
素点の場合
国語50点 数学90点 英語30点 合計170点(平均150点)
この素点を標準化点にした場合
国語50点 数学70点 英語30点 合計150点(平均150点)
ご覧のように、実際の得点より、かなり低くなってしまいます。偏差値が90を超えることはそうそうありません。(このテストの場合、素点で130点取る必要があり、不可能です)一科目の頑張りで苦手科目のマイナスを打ち消すことは容易でないことが分かりました。
よって、苦手な科目を少しでも平均点に近づけていくことが得策となります。
そのためには基礎的な学力の養成が欠かせません。

◎基礎学力到達度テストに必要な基礎的な学力とは

基礎学力到達度テストで目標点を取るために、土台となる基礎的な学力が備わっている必要があります。この基礎的な学力とは、「これさえ押さえておけば基礎学力到達度テストが上手くいくもの」ではなく、「基礎学力到達度テストで上手くいくための演習を開始するにあたって必要な学力」のことを言います。これが身についていないうちは、演習をしても復習すべき箇所やそこから何の学習につなげるべきか分からず、学習効果が期待できません。
各科目で必要となる基礎的な学力を紹介します。

〇国語

・現代文
なんといっても語彙力です。基礎学力到達度テストで出題される長文は内容や語彙が難しく、普段辞書を引く習慣がない場合は読解がそもそも困難です。現代文は言い換えで読解し、言い換えられた選択肢を解答するものが大半を占めます。さまざまなジャンルの語彙を知っていることが、言い換えをスムーズに行うために必須です。
当然ですが読解力も重要です。基礎学力到達度テストは語彙が難しい文章が出るので、様々な文章を読むことを通して言い換えの力を身に付けていきましょう。

・古文
単語と文法の習得が重要です。
文法は用言・助動詞・助詞・敬語です。特に助動詞は単体で設問になることもありますし、覚えておかなければ本文を現代語訳することができません。助動詞全28個の接続、意味、活用を答えられない場合は要注意です。

・漢文
漢字の意味・読み、そして基本的な句形を押さえておきましょう。
漢字の意味を考える際には熟語で考えることが有効です。すなわち現代文の学習で漢字をしっかりと対策することが漢文の対策に繋がります。また、現代国語で使われない意味は特に注意して覚えましょう。
句形に関しては、ある漢字が使われていたら、特定の意味の役になることに注目してください。
例:使、令など→使役。~に…させる。

〇数学

各単元の公式をしっかり覚え、問題に応じて使用するものを選択し、かつ正しく計算できる能力が必要です。
問題に目を通したときに、どの公式を使うか瞬時に判断できるようにしてください。
正しく計算する力は類題の学習を通して身に付けていきましょう。

〇英語

単語・文法を習得し、さらにそれらを利用して未知の文章を「精読」することができる状態にある事が望ましいです。
単語は学校で普段使用しているもので構いません。学校での小テストなどのペースに合わせていたら間に合わないので、先取りして何周も学習しましょう。
文法は2年4月の試験までに一通り終わらせていることが望ましいです。範囲のようなものはありますが、それを超えての出題も見受けられます。
精読は、構造が難解な文章を文法通りに訳をする練習です。英文では分からない単語があったとしても、文構造や形から意味を取ることができる場合があります。単語の意味を推測する、と言われますが、それはあてずっぽうの何となくではなく、似た構文は似た意味で日本語訳できる、という根拠が有ります。

☆当塾で基礎的な学力を学んだ結果

2年4月 → 入塾 → 3年4月
標準化点175点     標準化点192点
3科目で17点アップしています。2年4月も1科目平均で58点ほどですが、そこから基礎的な学力を見直した結果、1科目平均で64点を獲得することができました。
→体験記はこちら

3年4月 → 入塾 → 3年9月
標準化点152点     標準化点190点(選択科目を除く)
3科目で38点上がっています。全体でちょうど真ん中くらいの順位から、基礎を見直し必要な演習を行った結果、1科目あたり標準化点50→63点と大幅に上げることができました。
→体験記はこちら

上記のように、もともとある程度得点できる生徒でも、点が取れない生徒でも、基礎的な学力を身に付ける事でしっかりと点数をとれるようになってくれています。
※学校での学習と並行して基礎的な学力をつけるという性質上、取り掛かるのは時期が早いほど良いです。6月入塾でも十分間に合うことは可能です(→6月入塾で志望学部に逆転合格した例はこちら)が、その場合は1日2コマ×週3日以上は学習に費やす必要があります。

その他の日大基礎学力到達度テスト受験者の体験記はこちらからご覧になれます!

法学部➀Mさん ➁Nさん ③Oさん 文理学部➀Nさん ➁Rさん ③Kさん ④Sさん ⑤ 

生物資源科学部➀Kさん ➁ ③

藝術学部➀Kさん ➁Iさん ③Mさん ④Rさん ⑤Yさん 理工学部➀Mさん 

 

◎つつじヶ丘個別学習会高校生教室の基礎学力到達度テスト対策!!

〇基礎的な学力養成

面談・判定テストで苦手をあぶりだし、どんなところからでも徹底的に復習!
上記の通り、基礎的な学力を向上させることが得点アップに直結する最重要事項です。
個々の生徒に合わせて、学習を開始する地点を細かく分けてカリキュラムを組んでいきます。特に苦手な場合は中学内容まで遡って学習を開始するので、分からないことをそのままに進んでしまうこともありません。

〇目標点・生徒ひとりひとりの得意に合わせた独自カリキュラム

学部学科で合格最低点が違うので、目標をきちんと定めて無駄なく学習してもらっております。全3回のテストですので、すでに終わっているテストの得点から逆転合格に必要な得点を逆算し、必要最低限の学習で逆転合格に導いていきます。
数学が苦手で国語が得意な生徒には、数学の時間を増やし国語は学力をさらに上げるカリキュラムを組むなどして、個性に合った学習を進めて頂きます。
苦手を克服するだけでなく、得意分野ではさらに点数を取ることができる、その生徒に合った教材・カリキュラムを選択し逆転合格に導きます。

〇適切な演習・復習

基礎学力到達度テストは、出題範囲は広いものの、傾向は一定であるので演習を効率的にこなすことで高得点を狙うことができます。例えば、3年9月の数学は小問に数列&大問にベクトル、小問にベクトル&大問に数列という出題を隔年で行っております(令和4年度のテストまで)。ゆえに、どちらに該当する年度なのかを考慮して演習のプランを組むことで、無駄なく点を取ることができます。もちろん個々の生徒の学習状況・得意不得意に応じて演習のプランも変えていきます。数学に限らず、全ての科目で逆転合格のための演習のノウハウを用意しております。
学習において、もっとも重要なのは復習です。ある問題が解けなかったときにどこを復習すべきなのかを明確に決めることは難しいと思います。例えば、英語の長文問題で点数が思うように取れない時に、復習すべき箇所は単語、文法、解釈、読解のうちのどれかであるはず
です。それを的確に見極め、即座に効果的な復習を提案することはつつじヶ丘個別学習会高校生教室が最も得意とすることの一つです。

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