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高校生教室ニュース

日大付属校 基礎学合格への道

2023.02.10

このページは基礎学力到達度テストで日本大学へ内部進学を目指す皆様に学習計画の目安や、当塾の指導計画を紹介するためのものです。

 

皆さんもご存じのように、日大基礎学力到達度テストでは3年生の9月の試験が配点の大半を占めるものとなっています。故に、このテストに照準を合わせて学習計画を進めていくことが非常に重要です。しかし、2年4月・3年4月の2回のテストで、両方とも思うような成績が取れていなければ、3年9月の1回のみで取り返すことはかなり困難です。
内部進学のテストとはいえ、範囲が非常に広く、文系でも数学があり、理系でも国語があります。定期試験の延長の感覚で対策をするとひどい点数を取ってしまいます。一般選抜より半年早く最後の試験があることを考慮すると、2年生の春休みは一般選抜組で言う夏休みに、3年夏休みは冬休みにあたります。「3年に進級してから本気を出そう」というのは夏休みが完全に終わってから受験勉強を開始することと変わりありません。現状をきちんと理解し、遅くとも2年生の春休み前あたりには残り期間の計画を立てていく必要があります。

 

理想の進度は3年4月のテストまでに国語・数学・英語がある程度完成しており、残り期間を選択科目の社会(理科)に当てられる、というものです。経験上、1・2年生の早いうちから対策をしていた生徒の方は3年4月のテストで思うように点を取り、9月のテストでも志望学科の過去の合格最低点は突破できています(例1)。

一方、3年4月のテスト前後に相談に来られた方の大半は部活などの諸事情により、学習面ではこれまで定期テストを乗り越えることで精一杯。受験に必要な国語・数学・英語は基礎から始めなければならず、社会の対策もあり通塾の回数が多くなる傾向が見られました(例2)。


例1

1年生 8月入塾、英語・国語は中学範囲、数学はⅠAからスタート

    10月 特に苦手な漢文対策スタート

3月 英語の文法基礎終了、古文スタート

 

2年生 4月 テストに向けて過去問演習&弱点補強&総復習→本番 標準化点162点

       次回のテストに向け演習・基礎の確認を繰り返す

    12月 過去問演習スタート 思うように点が伸びないので基礎の復習を徹底

    3月 苦手分野を春期講習中に徹底的に復習

3年生 4月 本番 標準化点 194点

    6月 選択科目(社会)スタート

    7・8月  過去問演習&弱点補強&総復習

    9月 本番 標準化点 250点

1年生から入塾した生徒は2年4月、3年4月と順調に成績を上げ、3年9月も同水準で得点し、見事に第一志望合格を手にしました。通塾は週2回でしたが、学校の課題や定期テストの勉強、受験勉強に関してもコンスタントに進めることができました。各講習期間は指導の方針を汲んでいただき、通常より多いコマ数に参加いただいたので、演習と基礎の復習をまんべんなく行うことができました。


例2

3年生 4月 本番 標準化点150点

    6月 入塾

6~7月 英数国の基礎のおさらい

7~8月半ば 英数国の演習、日本史開始 

    9月 本番 標準化点220点

こちらの生徒は4月の結果を受けて入塾された方です。無事第一志望に合格することができました。とにかく時間がありません。残り時間との勝負となりました。スタート時から週3回の授業と、夏休みはほぼ毎日ほとんどのコマを塾に籠って受験勉強にあてました。9月試験まで4ヶ月程度だったので、ひと月で基礎のおさらいをし、次のひと月で演習を、というかなり過密なカリキュラムとなりこれまでに経験したことの無い過酷な夏休みとなりましたが、本人がやる気を持って取り組んでくれたおかげでスムーズに消化でき、苦手な分野を繰り返し復習する時間も取れました。


 

上記2例では通塾開始が早い生徒の方が標準化点(≒偏差値)換算で約30点、1科目あたり7.5ポイント高いことになります。
特に日本史では14ポイントの違いがありました。社会を3ヶ月前にスタートできるか、1カ月前にスタートできるかでここまで差が開いてしまいます。したがって、選択科目を遅くとも7月には始められるように基本の3科目を完成させておく必要があるということです。

 

【まとめ】
基礎学力到達度テストは定期試験ではありません。よって、短期間の付け焼刃ではなく長い期間の中で繰り返し身に付けた学力によって対策しなければなりません。そうは言っても受験勉強のためだけに高校生活があるわけではなく部活や委員会、楽しみにしていた行事もたくさんあるでしょう。もちろん直前で入塾される場合でも可能な限り対策は講じます。しかし、ギリギリに始めるよりはやくスタートできればできるほど、希望通りの進学先にセレクション通過できる可能性は上がっていきます。
直前(8月夏休み)に入塾して第一志望に合格した例がありますが、その生徒は数学1科目がかなり苦手で、他の科目はすでに合格点が取れるほどの状況でした。翻って、数学・英語が苦手で基礎もほとんどできておらず、日数的にとても間に合わず希望通りの学部学科に進学できなかった生徒も過去にはいらっしゃいました。
不安に感じる科目が2科目以上ある方は、今すぐにでも解決法を探る必要があります。

部活や委員会などの学力以外の要因、本人の入塾時点での学力などによっては今までの生徒と同じ時期から始めても間に合うかどうかは分かりません。私たちはそのことを念頭に、一人一人に合った学習プラン・カリキュラムを提示いたします。
少しでも現状に不安のある方は相談のみでも構いませんので、ぜひお声かけ下さい。

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