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高校生教室ニュース

昭和女子大学の偏差値、受験科目、合格するために知っておきたいこと

2018.09.20

オンライン個別指導!

近年、女子に大人気の昭和女子大学へ入学するためのプランをご紹介します。

他の大学が軒並み志願者を下げる中、昭和女子大学の志願者は増え続け、2017年度入試では過去最多となりました(その反動で2018年度は若干減少しました)。今回はその人気の秘訣と合格へのプランを紹介していきたいと思います。


⒈ 人気の秘訣

⒉ 入試方式と各学科の受験科目

⒊ 偏差値推移

⒋   傾向と対策


⒈ 昭和女子大学の人気の秘訣

① 就職に強い

昭和女子大学は就職のサポート要員が学生1000人当たり22人と多く、就職率も96.7%で女子大1位(8年連続)、全大学中8位と全国でも有数の『就職に強い』大学です。

② 学部が充実

5学部14学科を設置しており、女子に人気の心理学科や流行りの国際学科、定番の会計ファイナンス学科と学生が望むような学科が用意されています。

③ 立地が良い

キャンパスは三軒茶屋にあり、京王線つつじヶ丘から乗り換え一回で行けます。また田園都市線を使えば渋谷へ急行で一駅で行くことができます。

④ 科目の選択の自由度が高い

どの入試形態でも国語は日本語日本文・歴史文化学科のみ古文が必要で、他の学科は現代文のみの出題(管理栄養学科のB日程のみ現代文の選択がありません)となっています。

また数学も解答必須問題が全て数Ⅰからの出題であったり、生物・化学も実はほとんど基礎科目からの出題であるなど、その科目全体が得意でなくとも選択次第では高得点を取る戦略が立てられます。


⒉ 昭和女子大学の入試方式と各学科の受験科目

① 一般試験

☆ A日程試験とB日程試験と3月期試験があり、全入学者の約40%がこの方式で受験しています。

☆ 各日程共に

一般入試は偏差値換算です。合否判定は素点で行われないので要注意。

<A日程試験の特徴>

・各学科ひとつしか出願できない

・解答科目は2or3科

☆ 昭和女子大学のA日程において必要な科目の学科別まとめ ☆

<3科目>

⑴古文必要型・・・日本語日本文学科、歴史文化学科

◎必須:現代文・古文、英語

〇選択:日本史B 、世界史B、化学、生物、数学

⑵現文のみ・・・心理学科、福祉社会学科、現代教養学科、初等教育学科、健康デザイン学科

◎必須:現代文、英語

〇選択:日本史B 、世界史B、化学、生物、数学

⑶地歴選択不可・・・管理栄養学科

◎必須:現代文、英語

〇選択:化学、生物、数学

<2科目>

⑴現代文or英語選択必須・・・環境デザイン学科、食安全マネジメント学科

◎必須:現代文or英語 ※どちらか一方を必ず選択。2つとも選択しても良い

〇選択:日本史B 、世界史B、化学、生物、数学

⑵現文不要・・・ビジネスデザイン学科、会計ファイナンス学科、英語コミュニケ―ション学科、国際学科

◎必須:英語

〇選択:現代文、日本史B 、世界史B、化学、生物、数学

※英語コミュニケーション学科及び国際学科はリスニングテスト(20点、20分)あり

※一般試験は偏差値による合否判定のため、合格最低点を公開しておりません。

☆ 出題範囲

⑴ 化学・・・「化学基礎」全範囲+「化学」無機物質の性質と利用、有機化合物の性質と利用

⑵ 生物・・・「生物基礎」全範囲+「生物」環境応答

⑶ 数学・・・必答:数学Ⅰ(3題) 選択:数A(2題)・数Ⅱ(1題)・数B(1題、ベクトル)から1題解答

 

<B日程試験の特徴>

・複数の学科に出願可能

・2科目で受験(選択で3科目を選ぶと高得点の科目を採用)

☆ 昭和女子大学のB日程において必要な科目の学科別まとめ ☆

⑴古文必要型・・・日本語日本文学科、歴史文化学科

◎必須:現代文・古文

〇選択:英語、日本史B 、世界史B、化学、生物、数学

⑵現文のみ・・・心理学科、現代教養学科、初等教育学科

◎必須:現代文

〇選択:英語、日本史B 、世界史B、化学、生物、数学

⑶地歴選択不可・・・管理栄養学科

◎必須:英語

〇選択:化学、生物、数学

⑷現代文or英語選択必須・・・福祉社会学科、環境デザイン学科、食安全マネジメント学科

◎必須:現代文or英語 ※どちらか一方を必ず選択。2つとも選択しても良い

〇選択:日本史B 、世界史B、化学、生物、数学

⑸英語必須型・・・健康デザイン学科、ビジネスデザイン学科、会計ファイナンス学科、英語コミュニケ―ション学科、国際学科

◎必須:英語

〇選択:日本史B 、世界史B、化学、生物、数学

※英語コミュニケーション学科及び国際学科はリスニングテスト(20点、20分)あり

※一般試験は偏差値による合否判定のため、合格最低点を公開しておりません。

☆ 出題範囲

⑴ 化学・・・「化学基礎」全範囲+「化学」無機物質の性質と利用、有機化合物の性質と利用

⑵ 生物・・・「生物基礎」全範囲+「生物」環境応答

⑶ 数学・・・必答:数学Ⅰ(3題) 選択:数A(2題)・数Ⅱ(1題)・数B(1題、ベクトル)から1題解答

<3月期試験の特徴>

全学科共通で現代文と英語の2科目

※ 英語コミュニケーション学科と国際学科のみリスニングテスト(20点、20分)あり

※一般試験は偏差値による合否判定のため、合格最低点を公開しておりません。

 

② センター試験利用

Ⅰ期とⅡ期(一般と英語4技能試験活用)があり、全入学者の10%を占めます。

以下にⅠ期の合格最低点をまとめました。

学部 学科 2016年度 2017年度 2018年度合格最低点
人間文化 日本語日本文 245/300 (82%) 230/300 (76%) 225/300 (75%)
歴史文化 166/200 (83%) 149/200 (74.5%) 150/200 (75%)
人間社会 心理 163/200 (81.5%) 165/200 (82.5%) 237/300 (79%)
福祉社会 155/200 (77.5%) 147/200 (73.5%) 154/200 (77%)
現代教養 163/200 (81.5%) 155/200 (77.5%) 160/200 (80%)
初等教育 163/200 (81.5%) 155/200 (77.5%) 148/200 (74%)
生活科 環境デザイン 223/300 (75%) 247/300 (83%) 234/300 (78%)
健康デザイン 167/200 (83.5%) 164/200 (82%) 156/200 (78%)
管理栄養 168/200 (84%) 157/200 (78.5%) 160/200 (80%)
食安全マネジメント 157/200 (78.5%) 152/200 (76%)
グローバル
ビジネス
ビジネスデザイン 155/200 (77.5%) 150/200 (75%) 154/200 (77%)
会計ファイナンス 154/200 (77%)
国際 英語コミュニケーション 154/200 (77%) 159/200 (79.5%) 152/200 (76%)
国際 160/200 (80%) 161/200 (80.5%) 158/200 (79%)

 

ご覧のように、どの学科も合格最低点が80%弱と高得点率となっています。国語は一般試験と同様に日本語日本文・歴史文化学科のみ古文が必要です。現代文なら得意、という方はもう1科目の選択次第では合格点を取りに行くことも十分可能です。ただし、センター利用試験でこの得点率を取ることができるのであれば、一般試験で受験しても合格できる可能性が高いでしょう。

 

③ 推薦入試、AO入試

昭和女子大学の推薦入試には指定校推薦入試と公募制推薦入試があります。指定校推薦に関しては各高校に出願の枠があるかどうかでチャレンジできるか否かが決まります。公募制推薦入試では出願資格が評定平均値(3.4以上)や、それを満たしていなくても学科によっては入賞履歴や資格試験等で代替できます。自分の成績や持つ資格などが条件を満たしていれば出願を視野に入れてもいいでしょう。というのも管理栄養学科・健康デザイン学科以外は併願が認められているからです。他には小論文or適性テスト、そして面接が全学科必須となりますので対策が必要です。AO入試は1次選考(書類審査、学科によってレポートや小論文、作品制作などの課題)と2次選考(小論文(学科によっては無し)と面接)があります。昭和女子大学のAO入試は公募制推薦入試と違い専願(合格したら入学しなければならない)となっております。なお、2018年度においては指定校推薦360名(全体の22%)、公募推薦116名(全体の7%)、AO入試221名(全体の13.5%)が入学しています。また2018年度において公募制推薦入試は270名受験うち合格146名(倍率1.8倍)、AO入試は331名受験うち222名合格(倍率1.4倍)と競争率が低くなっています。

 


⒊ 偏差値の推移

昭和女子大学のここ3年の偏差値の推移を見ていきましょう。

表内の黄色がけは最新年度において前年度より偏差値がアップしている学部です。

またグローバルビジネス学部会計ファイナンス学科は2018年度新設のため2018年度以前のデータがありません。

学部 学科 日程 2017年度偏差値 2018年度偏差値 2019年度偏差値
人間文化 日本語日本文 47.5 50 偏差値 50
50 50 偏差値 52.5
歴史文化 47.5 47.5 偏差値 50
50 50 偏差値 50
人間社会 心理 50 52.5 偏差値 55
50 52.5 偏差値 55
福祉社会 45 50 偏差値 52.5
45 50 偏差値 52.5
現代教養 50 50 偏差値 52.5
B 50 50 偏差値 52.5
初等教育 A 50 50 偏差値 50
B 50 50 偏差値 52.5
生活科学 環境デザイン A 50 52.5 偏差値 55
B 50 52.5 偏差値 55
健康デザイン A 50 50 偏差値 52.5
B 50 52.5 偏差値 52.5
管理栄養 A 52.5 52.5 偏差値 52.5
B 52.5 52.5 偏差値 52.5
食安全マネジメント A 47.5 50 偏差値 50
B 50 50 偏差値 50
グローバル
ビジネス
ビジネスデザイン A 47.5 52.5 偏差値 57.5
B 47.5 52.5 偏差値 57.5
会計ファイナンス A 偏差値 55
B 偏差値 55
国際 英語コミュニケーション A 50 55 偏差値 55
B 50 52.5 偏差値 50
国際 A 50 55 偏差値 57.5
B 50 52.5 偏差値 57.5

出典:河合塾 入試難易予想一覧表 ボーダー偏差値

偏差値は50~57.5となっており、GMARCH~日東駒専程度ということが分かります。

両日程合わせて26学科中16学科が前年度より偏差値が上昇しています。

 


⒋   傾向と対策

昭和女子大学はセンター利用試験以外は合格最低点を発表しておりません

ただし、偏差値を利用していること、倍率が4倍付近であることを考慮すると、偏差値換算で50点後半から60点あたりが合否の分かれ目になるでしょう。

また科目選択が重要になります。

例えばA日程試験では日本史か世界史かで迷ったとき、問題の難易度は日本史の方が高いので、差を付けられるほど自信があるなら日本史を選ぶべきですし、世界史は問題が比較的簡単ですので教科書レベルの内容に自信がないなら別科目を選択するのが良いでしょう。

どちらにせよ正答率が高い問題はしっかり得点して差を付けられず、かつ差を付けるために正答率が低い所を得点しなければなりません。

どの日程で受験するのがいいか?

昭和女子大学が第一なのか併願なのかでどこまで受けるかは変わってきますが、この大学に合格したいのならばまずは指定校推薦・公募推薦・AO入試の出願を考えましょう。倍率が一般試験に比べ格段に低い上に、管理栄養学科と健康デザイン学科を除き公募推薦入試では他大学との併願が可能であるからです(AO入試は残念ながら専願です)。

ただし高3から受験を意識し始めると推薦入試は評定平均が必要となるし、AO入試は準備が必要である関係上、受験そのものが難しくなることもあります。

その状況から逆転するためにはA日程試験受験を目標にしましょう。昭和女子大学はA日程で1200名近い合格者を出します。センター試験利用Ⅰ期も1000名近く合格者を出していますが、得点しなくてはならない%が高いです(勿論80%以上得点できるならば出すべきです)。

A日程含め、一般試験は全て偏差値換算となっています。つまり、平均点を最低限得点した(皆ができるだろう所は絶対に落とさない)うえで他の受験生に差を付けられる部分の得点が不可欠になります。

つつじヶ丘個別学習会高校生教室では昭和女子大学A日程の試験に対し、科目別に傾向と対策を紹介しております。

昭和女子大学に逆転合格したい受験生の皆様はぜひ参考にしてください。

各科目の詳細な傾向と対策は以下のリンクから

昭和女子大学A日程 英語の傾向と対策

昭和女子大学A日程 国語の傾向と対策

昭和女子大学A日程 日本史Bの傾向と対策

昭和女子大学A日程 世界史Bの傾向と対策

昭和女子大学A日程 数学の傾向と対策

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