「4.内部進学対策」でもご説明したとおり、総合大学への内部推薦は行きたいところによって基準に差が出ます。理系・文系くらいは1年生のうちに固めておく必要があるでしょう。また、2年・3年での選択授業についても、成績の面を考慮して選択する必要があります。学校の先生からも似たようなアドバイスを受けることも、もしかしたらあるかもしれません。
日大基礎学力到達度テスト(旧日統一)は2年の4月、3年の4月、3年の9月に行われるものが成績に反映され、それぞれ20%、20%、60%(地歴公民、理科は100%)となっています。
2年と3年の4月で成績全体の4割が決まってしまいます。
3年9月での巻き返しはもちろん可能ですが、より志望学部に行きやすいように、負担を減らすようにできるだけ2年4月、3年4月もとっておきたいですよね。
そこで、ポイントをあげます。
英単語と古文単語は早めに身につけておく。
特に「ターゲット1900」や「ユメタン」と「古文単語315」赤文字で書かれたもの全部です。
ターゲットは全部やる必要はありません。まずは1~1200まで固めましょう。
これだけでもやっておくとテストの対策を始めるときに非常に楽です。
基礎学力到達度テストは基本問題がほとんどです。
だいたいの生徒が数学の対策に時間を取られます。
数学はよっぽど普段から勉強をしていない限り、どうしても過去にやった単元は忘れてしまうからです。
そこで、あとの英語、国語の対策に時間をなるべく割かずに効率よくやるには、上記にあげたとおり、単語力だけでも早く身につけておくのが重要です。
日大の付属にいる生徒様。
まずは自分が持っている単語帳を覚えましょう。
とにかくそれだけはやっておくと後で周りと大きく差がついていると実感できるはずです。
単語だけやりましょうというと、学校や保護者様から怒られてしまうかもしれませんが、まずは単語。
もちろん「単語+英文法」「単語+数学」「単語+漢文」など単語以外にできるものがあればもうそれはかなり優位に立つことを意味します。
せっかく付属に入ったのですから、その中でも自分が本当にやりたい学部にしっかり行きましょう!
今まで多くの先輩が個別学習会から内部進学を果たしています。
勉強苦手だなとか部活も頑張りたいなという皆様。
ぜひ御相談ください。
今の皆様に必要な勉強を説明いたします。
以下2019年7月加筆
最近よく日大の付属高の方からお問い合わせがありますので、もう少しポイントを書いておきます。
やはり希望の学部に入りたいのなら、2年の4月と3年の4月の40パーセントを大事にしましょう。
これらは正直難易度としてはかなり易しいので、差がつきやすいものに絞ってある程度対策をしても結構効果があります。
古文、漢文、数学はやったかやらないかでとれる点数が大幅に変わります。
これに英語が加われば差がつきやすい科目でしっかり結果が残せます。
つまり標準化点で点が稼げます。
ただしここまでで注意が必要なのは、あまり受験勉強をせず高校に入った場合です。
中学の内容に抜けがある場合が多く、その場合対策をしても先に進まず、つまることが多いです。
そうした生徒たちは早めに中学内容の苦手なところを潰しましょう。
直前になってそれをやっていたら、基礎学対策は十分なものにはならないでしょう。